コーヒーが落下した
「ホットコーヒー」
「PayPayで」
そう言ってiPhoneをカウンターに置く。コーヒー用の紙コップを受け取って、バーコードを読み取ってもらう。
夕方のファミリーマートは、お客さんが多かった。
お店の位置口の近くにあるコーヒーサーバーの前に立って、ピーと鳴るのを待った。カウンターの上でカップに黒い蓋をはめ、飲み口を開いた。
車の中で飲もうと決めていたので、カップを手に持ってドアを押し開けてた。
その瞬間、指先からカップが滑って落ちた。あっと思った瞬間、カップは右手の腕に当たり、膝の上で跳ねた。
右腕と右足の膝上にコーヒーがかかった。
カップはタイルの上に転がった。あわてて拾うとまだ半分ぐらいコーヒーが残っていた。立ち上がって顔を上げると車に乗っていた男と目があった。
一部始終をしっかり見られていた。かっこ悪い。
幸いコーヒーがかかった腕と足に熱いという感覚はほとんどなかった。
車のドアを開けて、カップホルダーにコーヒーを置いて、店内に戻りトイレに向かった。とにかくコーヒーのかかった腕を洗いたかった。
ズボンを触るとコーヒーの匂いがする。紺色のズボンなので、濡れてはいるが、コーヒーの色は見えなかった。
車の中でもらったマフィンを食べ、残ったコーヒーを飲んだ。
そのあと6時から会議があったので、京奈和に登って橋本市に行った。









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