楽しく元気な会議は奥が深い

議会だよりの編集委員会が午前9時から午後4時まであった。手書きのレイアウトが、印刷会社で版下になって上がってくる。このときの変容にはいつも驚きがある。今回から是認で一致して紙面をマゼンタとブラックの二色刷りに変更した。一般質問の本文文字はすべてブラックに統一した。前の編集委員会のものより落ち着いた編集になった。新しいメンバーになって、はじめての紙面作りとしては、なかなかできのいいものになった。多くの委員が取材に汗をかいてくれた。相手先に対し、ていねいな対応だった。こういうことを積み重ねていけば、信頼が深まる。
合議制というのは面白い。みんなで決める。もちろん間違いもあるだろう。人間なんだから。その時に大事なのは間違わないことではない(もちろん間違ってはいけないことはある。そういう基本的なレベルはクリアした上でのことだ)。僕は不十分だなあと思っても、ことさらに自分の意思を強く主張しない。それよりも参加しているメンバーで話し合って意見を一致させることが大事だと思っている。不十分な方向に進んでもいい。これは、正しいことよりも和を大切にするのかということではない。いっしょに歩いて行けば、集団で見えてくるものがある。大事なのは、今やっていることに対して、根本的に問い直すということを忘れないことだ。たえず原点に立ち返って自分たちのことを批判して、新しい一歩を踏み出す用意があれば集団は発展する。
これは、理論と実践の緊張関係だといっていい。実践に対して理論的な問い直しという視点があれば、集団は発展していく。理論的な問い直しは、空間的にも時間的にも視野を広くもって問い直していくことだ。歴史から学べることは多い。ここを見落としてはならない。歴史を軽視するものは、未来に対して見通す力を失う。
議会だよりのメンバーに残ってくれた一人は、今回の編集会議の中で生き生きしてきた。自分から進んで発言をするように変化している。会議が楽しいという。人間の集団が引き出す力というものがある。そういうチームワークをつくっていくことが大切なんだろうなと思っている。
自由に発言できる人間関係を、会議を通じて作り上げる。議会だよりは、紙面編集というシンプルなミッションを成し遂げるという会議なので、組織の目的と実現すべきものははっきりしている。もっと大きな任務を背負った組織を多方面に発展させることの方がはるかに難しい。しかし、このシンプルな議会だより編集委員会から学べることは多い。
僕の会議に対する研究は、議会だよりの編集会議から始まった。そこから10年はたっただろうか。会議に対するフェシリテーション論を繰り返し読みながら、自分の中に蓄積していく。この努力は何重にもすべきだと思っている。それが、他の組織運営にも生きる。そう思っている。会議の民主的な運営。組織は、会議なしには成り立たない。会議を軸に物事が動く。会議革命を続けることが、組織の発展を左右する。1+1+1+1……=∞という公式が会議の持つ力だろう。楽しく元気な会議というのは奥が深い。










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