朝5時はまだ暗い

出来事

朝4時に起きて、新聞を配達して、事務所に到着したのは午前5時10分だった。
コーヒーを飲もう、事務所に向かって行く途中でそう考えた。大谷の国道沿いにファミマがある。駐車場に車を止めてお店の中に入り、カウンターに声をかけた。
「ホットのM一つ」
これだけで話が通じる。
携帯をテーブルに置いて、Tポイントのバーコードをピッとしてもらい、auPAYのバーコードを表示する。もう一度ピッとしてもらって決済が終了する。自分でコーヒーを入れ、蓋をして車に戻る。横に停まっていた車が姿を消していた。あたりはまだ暗いままだ。

事務所で選挙結果についての保阪正康さんの論考を読んでから仕事にかかった。選挙結果についての比較表を完成しようとして、思った以上に時間がかかった。集計の形式が違うことが原因だった。表作りはnumbersという表計算で行う。これを使い始めたらもうエクセルには戻れない、と思うほどエクセルよりも使い勝手がいい。最近、いくつものタブに分かれた同じ表を1枚の表にまとめ直す機能がnumbersにあることも発見した。これは驚くほど便利だった。ソートと検索ができるのもいい。numbersだけで簡易データベースになり、しかもセルなので1行1行の扱いが独立しているレコード形式のデータベースよりもデータを扱う自由度が高い。もちろん本物のデータベースの方が遙かに便利な側面はあるが、工夫次第で結構、データベースとしても使用できる。

しかし、今日は、作業の途中で時間が足りなくなり、時刻は7時30分を回ってしまった。レジメを書かないと会議までに間に合わなくなってきた。すべての作業が終了したのは会議10分前だった。急いで会場に行って、会議を開催した。

野党共闘は失敗だったという視点からの大合唱が始まっている。選挙の前に今回の選挙の焦点が自公政権の維持かそれとも野党連合政権か、争点はどこにあるのかなど、きちんとした報道をあえてしなかったマスメディアが、立憲民主党と日本共産党の合意は、理念なき野合であるかのような書き方をして、一致点に基づく共闘でなかったかのように書いている。バイアスのかかったメディアによる日本共産党と立憲民主党に対する中傷、安倍さんや麻生さんによる「立憲共産党」という批判。この「立憲共産党」という言葉には、立憲がとんでもない「共産党」とくっついたというニュアンスがある。この言い方がマイナスイメージとして国民に伝わるようにするためには、日本共産党に対する独自の攻撃が必要になる。
日本共産党が中国共産党と決別して、中国が行っていることに対して、極めて強い批判を行っている現実があるので、日本共産党=中国共産党と同じという宣伝はかなり少なくなった(しかしゼロではない)。今回の攻撃は、日本共産党の綱領を全く無視して、「日本共産党は暴力革命の方針を今も持っている」といい、綱領の一部分だけを切り取って、「日本共産党は天皇制に反対している」という言い方が多かった。こういう攻撃を、政治的な別働隊を使って行い、同時にメディアもそういう批判をしていた。立憲民主党ととんでもない日本共産党との協力は野合という攻撃の中で選挙が行われて、共産党へのアレルギーが一定選挙に影響を与えた。

選挙期間中にダッピという組織が行っていたネット右翼の宣伝が、自民党と深い関係にある会社が行っていることがばれた。日本共産党を攻撃すればお金になる世界が現実に存在する。共産党を裏切った人々が、共産党を離れた今も長きにわたって共産党批判の本を出して生活している現実もある。日本共産党を批判すれば、お金を出して本にしてくれる世界があり、その延長というか、新たな商売としてネットによる日本共産党攻撃が成り立っている。そういう流れもあって、共産党攻撃が行われる。
日本共産党を徹底的に擁護して、よい面を伝えることによって成り立つ商売はうんと少ない。成り立っているのは赤旗日曜版だろうか。

選挙結果が立憲民主党と日本共産党の議席の後退という結果になったので、選挙戦以上に野党共闘の失敗をあおり立てることになっている。大丈夫か日本のメディアは?という感じだ。選挙で何が問われていたのかを客観的に明らかにせず、選挙によってどこが勝つのかという予想合戦を競い合って、勝てば官軍であるかのような態度で、負けたところを徹底的にたたいて、野党共闘を分断し、亡き者にしようとする。いったい、メディアは何を見て、何をしたいんだろうか。
権力者との蜜月を大事にして、反権力に対しては冷や水を浴びせかけ、「敵基地攻撃」を無批判に報道し、憲法改正に前向きな勢力が時代の進歩を担っていて、憲法擁護は時代遅れであるかのように描く。「憲法改正に前向き」という言い方は、すごく短い言葉に肯定感を盛り込んでいる。上手だと思う。権力側の政治が進むように言葉の魔術を磨くことには熱心で、物事の本質は全く見ないということを積み重ねていく。いわば、国民世論は、テレビとメディアの描きようによって、いかようにも操れるかのような様相になっている。
憲法擁護で未来を開く。憲法を生かして新しい国をつくるのが憲法擁護とは紹介しない。

午後は紀の川市に行った。紀の川市議選挙は、あと1か月で12月5日の投票を迎える。焦ってきた。

出来事

Posted by 東芝 弘明