自民党政治はかなり腐っている
かつらぎ町議会が開かれ、子ども1人当たり10万円の給付について、①9月30日以降、離婚などによって母子家庭等になった家庭に給付金が支給されない問題をカバーするために、町独自に給付金を支給すること、②この給付についての所得制限を取り除くこと、低所得者への1世帯当たり10万円の給付の予算、新型コロナワクチンの3回目接種の追加予算、クビアカツヤカミキリの防除の補助金等についての補正予算が可決された。ほんとよかったし嬉しかった。
終わってから「国の制度、劣化がひどくないですか」というと、「予算もかなり間違いがあったようです。官僚で辞める人も多いとか」という声が返ってきた。
政治家による政治主導の国会運営は、かなりグロテスク。安倍内閣以降、ご無理ごもっともがまかり通るようになり、忖度に次ぐ忖度が増えていると思われる。森友・家計、桜を見る会、統計文書の書き換え（改ざんの方が正しい）がまかり通る政府というのは、まともな政府じゃない。こういう政治の弊害が次第に拡大しているように思える。今回の子どもへの給付金の制度設計の不備は、ほんとやるせないものだった。
浅い考えでスタートし、その場しのぎの答弁で逃げ切ろうとして、どつぼにはまり、ということを繰り返している。
「これからも国から出てくる方針は、程度の低いものが出てくると思うよ。自治体はその都度振り回されるんと違うかな」
ぼくはそう言った。
自民党政治はかなり腐っている。
