かつらぎ町の議会がスタートした

雑感

通年議会の最初の議会である1月会議が開会された。会議期間は7日から10日まで。この議会の一つの仕事は、1月から12月までの会期を決定することと、3月、6月、9月、12月の定例月の本会議日程を決定するところにある。会期の決定と定例月の会議日程の決定をしたあと、議案としては、議会基本条例の全部改正、議会定例会条例の制定、議会委員会条例の一部改正、議会会議規則の一部改正、議会傍聴規定の一部改正及び人事院勧告による給与改定の条例の一部改正、使用料、手数料条例の一部改正、人件費に関する補正予算7件などの提案説明が行われた。8日と9日は休会、10日が本会議という形になっている。1年半ほどかかった議会基本条例等の改正については、ようやく議会に議案を上程できるようになった。思った以上に時間がかかった。議員提出の議案については、議員提案だったので提出者のぼくが提案説明を行った。

今回は条例案や規則案を議案として提出したので、議会に対する提出まで来ると、「終わった感」が生じた。おそらく町職員の気持ちとしては、最後の難関が議会への議案の提出だと思う。ここで失敗することは許されないという感じだろう。議員の側は、議案が議会に上程されると、「さあ、いよいよ議会の始まりだ」という気持ちになる。議案の作成に至る事務(仕事)と議案作成のプロセスは、議員の側からはほとんど見えない。説明が簡潔なので、仕事の経緯や議案作成の苦労などを読み取ることも困難だ。読み解きたければ、ヒアリングをする必要がある。質疑をしっかりしてほしいので、所管事務調査や視察を行って質疑に生かしてほしいという話があったが、その話の中にヒアリングという考え方はなかった。ヒアリングの必要性は、所管事務調査や視察だけでは解消しないと思うのだが、いかがだろうか。

議会基本条例の関係は、逐条解説を行うことと、保存版の冊子を作成するのかどうか。これを検討する必要がある。議会運営委員会として、今後は議会の政治倫理条例の制定とハラスメント条例の制定作業に移る。今年のぼくの目標の一つが、議員として条例案を作成できるところまでスキルを上げるという課題がある。勉強しなくてはいけない。


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雑感

Posted by 東芝 弘明