iPhoneとアンドロイドの違い
事務所の電話が、LANケーブルで結ばれた電話になった関係で、工事が何度も行われている。今日は、アンドロイド携帯を子機に設定する工事が行われた。iPhoneの設定は非常に簡単にすむのだけれど、アンドロイドの設定にはかなりの時間がかかった。
設計の思想の違いが、こういうところに現れる。
iPhoneは、AppStoreをAppleが作り、ここに登録されたソフト以外はダウンロードできないようになっている（基本的には。ただ、もしかしたら、iPhoneでさえ裏技的にAppStoreにないソフトを取り込むことができるかも知れないが。こういう変わったことはするつもりもないけれど）。
こういう仕組みを作ったことによって、ソフトを通じた情報の流出は、極力抑えられている。Appleというフィルターを通して、ユーザーはセキュリティーを確保できている。
アンドロイドの機械は、さまざまな会社がスマホを作り、アンドロイドというOSを採用しているので、同じ会社の機械であっても機種によってさまざまな違いをみせている。事務所の電話に対応したスマホの一覧表には、ものすごく細かな違いが記載されている。
一言で言うと、アンドロイドは、小型のパーソナルコンピューターに近い。それだけに操作が極めて複雑になっている。ソフトも、インターネットのサイトからダウンロードできる。機械を作製した会社による管理もおこなわれているが、それはかなりゆるやかだ。
アップルのiPhoneは、他のスマホと比べて自由度がない。と言われている。
これはどういうことだろうか。ソフトを例にとってみよう。カメラという単語でソフトを検索するとものすごくたくさんのカメラが出てくる。ぼくは、3つか4つほどカメラソフトをダウンロードし、その関連ソフトとして、写真の加工ソフトを2つほど入れている。
基本的には有料ソフトには手を出していない。有料ソフトに手を出せば、さらに選択肢は広がる。
メモソフトの事情も同じ。何種類かのメモソフトをダウンロードしている。
本を読むソフトも9つ、音関係が10、ラジオ関係が2つ印刷と名刺関係が6つ、天気予報が3つ、ショップ関係が10、Facebook関連が3つ、Twitter関係が2つある。
これらは、もちろん数多くのソフトのごく一部に過ぎない。
こういう状況でも、自由度がないと断言されている。
どうしてだろうか。
アンドロイド用のソフトは、インターネット上にたくさん溢れている。どこに何があるのかはよく分からない。機械のカスタマイズの自由さは、iPhoneの比ではない。自分だけの個体を作ることも可能になる。このような自由度の高さは、しかし無政府制に支配されていると言っていい。自由度が高まれば高まるほど、ウイルスなどに感染する可能性も高まる。
iPhoneのようにアップルに管理されている範囲での自由で十分だと思っている。アンドロイドは自由度が高いけれど、ぼくがもっているiPhoneのようにソフトを集めることは困難だろう。インターネット上に自由に存在するソフトをなかなか見つけられない。自由度の低いiPhoneの方がたくさんのソフトを手に入れることができる。
アップルのiPhoneは、内部のデータを格納する容量については、差し込み用の外部チップを採用しないで本体に内蔵した。8ギガ、16ギガ、32ギガ、64ギガのモデルに分かれている。ぼくは32ギガを購入した。1000曲を超える音楽を入れて、たくさんのアプリを入れているが、まだ半分ぐらいは容量が空いている。写真は、iCloudのおかげで、1000枚を超えてもデータセンターによるCloudなので、メモリを食わない。他のファイルを手に入れる際にもDropboxなどのCloudを活用しているので、これも容量を食わない。
容量を一番消費しているのは音楽だ。
外部チップによる容量の確保は自由度が高いように見える。大きな容量のチップを買えばいい。しかし、アクセスする速度の問題と内蔵よりも壊れやすいという感じがする。microSDカードなどに依存して、管理をするのは心もとない。これは、実際に使っている人の意見をもう少し聞いた方がいいだろう。
今日は、スマホの設定を遠隔操作でおこなっていただいた。方法は次のような形だ。
ぼくのMacの中にあるBootCampには、Windows7が入っている。MacをBootCampに切り替えてｍWindows7を立ち上げ、リモートソフトをダウンロードして、電話機の管理画面を開き、電話機の設定をしていただいた。大阪の事務所のパソコンには、ぼくのMac版Windows7と同じ画面が映され、大阪で画面を操作することによって、地区の事務所の電話機を設定するというものだった。
見ているとほとんどタイムラグなしに遠隔操作ができていた。
スマホ側との連携のための設定を電話機で行うと、スマホの設定も変化する。こんな体験は始めてだったので見ていて面白かった。
