台風18号による被害

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台風は東南にずれたので、近畿地方を直撃せず、三重県に上陸した。日本列島を北上したので、今回の18号は、さまざまな爪痕を残しながら進んでいる。
かつらぎ町の降水量は次のとおりだった(和歌山河川国道事務所・和歌山地方気象台・奈良地方気象台 共同
発表)

台風第18号による大雨により、
7日2時から8日6時までの、五條流域 の流域平均雨量は、235ミリ
7日2時から8日6時までの、三谷流域 の流域平均雨量は、225ミリ

この雨によって、奈良県にある紀ノ川上流のダムの水が午前3時に放流され、これによって水量が次第に増え、紀の川各地にある樋門を閉めることとなった。
堤防にある樋門は、紀ノ川の水位が上がり、紀ノ川に流れ込んでいる河川の水位よりも高くなった場合に閉められる。樋門を閉めないと紀ノ川の水が、それぞれの河川に逆流したちまち水が川から溢れ、水害が発生するからだ。
しかし、樋門を閉めると、今度は紀ノ川の堤防よりも内側の河川が紀ノ川に流れなくなるので内水が河川から溢れ水害が起こる。この水害を防止するために、内水対策が必要な樋門に内水対策用のポンプをすえて堤防を越して水を紀ノ川に流すことが必要になる。

今朝は、午前3時30分に藤谷川の樋門に第3分団の消防団や伊都消防本部の職員が駆けつけて、樋門の操作とポンプによる内水の排出がおこなわれた。
ダムの放流の水は1500トンだったといい、その水はかつらぎ町に到達するのに3時間は必要だという。
ぼくが、現場を見に行ったのは9時をまわっていたが、その時点で紀ノ川の水位と内水の落差は80㎝あった。この水位が逆転し紀ノ川に流せる状態にならないと樋門を開けることはできない。
藤谷川は、見に行った時点で今にも溢れんばかりの水位になっており、藤谷川の左岸の水田と畑、果樹園は水浸しになっていた。
中央パチンコの南側の紀陽土地と呼ばれている住宅地は、この溢れた水によって道路が一部水浸しになり、住宅の間際まで水が迫っていた。
台風が直撃し、225ミリ以上に雨が降っていたら、特別養護老人ホームの愛光園も、紀陽土地の方々も、ぼくの住む折居地域も避難勧告、もしくは避難命令が出ていた可能性が高い。
1時間余り状況を見ていると紀ノ川の水位が20㎝下がった。消防団が撤収したのが12時30分をまわっていたので、結局、消防団員と消防本部の職員は、朝の3時30分から9時間、洪水対策のために作業をおこなうこととなった。本当にご苦労さんだ。
内水をくみ出すポンプの処理能力が小さい。据え付けられた3台のポンプでは足らずにさらに2台のポンプが使われ、それでもたらないので、消防団のポンプ6台で藤谷川の内水をくみ出していた。しかし、9時の段階では、じりじりと内水の水が増えているかのような印象を受けた。
もっと大きなポンプが必要だという指摘は、以前からなされていたが、この検討を真剣にしなければならない。
紀ノ川の内水対策で、被害が出たのは、藤谷川の他に七郷井、かつらぎ町の島地域(紀ノ川左岸)などだ。
11年前の台風は暴風雨のよる被害だった。今回の台風は、台風の左側だったので雨が多かった。
台風の影響は恐ろしい。
柿の被害も農協の発表によれば4500万円だという。柿は、風にあおられた結果、木にこすられ傷がついてしまったり、落下したりした。それでも、まだ今回は被害が小さい方だった。

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Posted by 東芝 弘明