小さい秋見つけた

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打田あたりの24号バイパスを和歌山に向かって車で走っていた。
片側2車線の道路には、中央分離帯があり道の両側には街路樹が植わっている。
景色を見ているのではなかったのに、突然、街路樹が黄色やくすんだ赤色に染まりはじめているのが見えてきて、秋に向かって走っているような気持ちになった。
小さい秋見つけた
この歌が頭に浮かんできた。
秋の変化は、こういう形で意識の外から胸にすっと迫ってくるようにして、気がつくことが多い。
変化が鮮やかに起こるからだろう。
中央分離帯には金木犀も植えられているのが見える。
この花は、目立たない花だが、いつも匂いによって振り向かされる花だ。
「ああ今年ももう金木犀が咲く季節なのか」
この花の匂いは、秋の入口への案内役を果たしているかのようだ。
空気は穏やかに暖かく、日差しは、変わりゆく木の葉に当たって美しく見えた。
こんな日は、公園のベンチに腰をかけて、読みかけの本を読んでみたい。


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Posted by 東芝 弘明