精華町の議会広報を視察した
少し雨が降っていた。精華町の庁舎は、玄関から入ると右手に喫茶店があり、その後ろが図書館だった。
エレベーターで6階へ。玄関のフロアは、2階だった。少し小さな丘の上に庁舎が建っているらしく、玄関の裏側から庁舎に入ると玄関フロアは2階にあるという造りになっているようだ。
6階に議会があり、視察が始まる前に議場を見せていただいた。議会広報の視察は午後1時半から始まった。
精華町には、午前10時に役場前を出発した。京奈和自動車道を乗り継いで行くと1時間半ほどで精華町に到着した。行ってみれば思ったほど時間がかからない。
精華町の議会広報は、議員が全て作成していた。紙面のレイアウトは、パターン化されており、8人の広報委員が分担して紙面を作成していた。質疑は、テープおこしで担当議員が作成し、議会報告会もテープと議員のメモで担当編集していた。テキストデータは、全部議員がデータを打ち込んでいた。
かつらぎ町は、議会事務局にデータを渡したり、手書き原稿を渡したりしている。校正原稿をテキストデータ化するのは、議会事務局だ。精華町の編集力は、かつらぎ町を大きく超えていた。
視察の中で、一度だけお会いしたことのある佐々木雅彦議員とも再会した。精華町の日本共産党議員は3人。18人の中で3人というのは、構成比率が高い。
同じ議会ルールで議会広報を作成しているので、全国どこに行っても同じような問題に直面し、対応の仕方に共通点と違いがある。苦労を共有しているので、話がはずみ、深いやりとりが展開される。
学んだことを広報編集に活かす。ここに面白みがある。
