57歳の誕生日

出来事

57歳になった。Facebookでは、60人を超える人からおめでとうのメッセージが届いた。
あらためてお礼を言いたい。
「本当にありがとうございました」
実は、自分の誕生日を昨日は覚えていたのだが、今日になってすっかり忘れていた。朝早くからメッセージをくれた人がいて、そう言えば誕生日だったというのを思い出した。

わが家の3人の家族にもおめでとうを言われて、夕ご飯を食べに行こうということになった。岩出のビストロたけが美味しいと聞いていたので、ネットで検索して、予約を入れた。
「大丈夫ですよ」
という返事をもらったので、7時に予約を入れて、3人でお店に行った。どこにあるんだろうと思っていたら、岩出市議選挙の時の増田事務所のすぐ近くだった。お店は、奥さんと旦那さんの2人で経営されていた。食べながら3人で「美味しい」「美味しい」を連発してかなりいい誕生日になった。

明日から、またがんばろう。

そうそう、今日は午後から総合文化会館でおこなわれた「漱石が和歌山で言いたかったこと」という講演を聞きに行った。大逆事件の次の年、漱石は関西で連続講演をおこない、その一つを和歌山で行った。和歌山での講演は「現代日本の開化」というものだった。この講演は、文章に起こされているので今も本で読める。講演を聞きながらKindle版の講演集「私の個人主義」を購入した。
漱石は大逆事件について、何の記述も残していないが、12人の死刑が執行された翌月の2月、政府による文学博士号の授与を辞退している。拒否に近かったのだと講師の方は話をされた。大逆事件の翌年、漱石は講演ができるまでに回復したが、大逆事件が発生して、幸徳秋水らが死刑になったころは、喀血してとこに長く伏せっていたのだという。和歌山の漱石が行った講演の前日、京都大学の総長であった菊池氏が、漱石が講演した場所と同じ和歌山県議会の議事会館で教育勅語をテーマに講演をしていた。和歌浦に行った漱石は、この京都大学の菊池総長と同じ宿である「あしべやの別荘」に泊まることを嫌って、望海楼に泊まっている。

夏目漱石の講演集を読んでみたくなった。

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出来事

Posted by 東芝 弘明