時間がない。やばい。

出来事

時計を見ると5時45分だった。6時までに郵便局に日曜版を持っていかないと配達が遅れてしまう。時間がない。引き出しを開けると帯封のストックが切れていた。印刷をしないと帯封を掛けられない。印刷から裁断へ。これで時間があと10分となった。帯び府を始めると5時53分だった。5分なければ郵便局には間に合わない。帯封作業を終えると56分になってしまった。あと4分。間に合わない。どうしよう。車に乗って新聞を後部座席に置いて国道に向かうと、左折の車が2台も前を走っていた。幸い次々に前の車が国道に出たので後に続くと、タクシーが走ってきているのが見えた。距離は十分にある。前の軽トラックに続いて国道に出た。
ファミマの前であと1分という状況になった。幸い信号は青、役場の前も信号が青だった。
「そうだ、廃止になったバス停に車を停めて、西側の自動ドアから入れば間に合うかも知れない。
ドアの前には2人の女性がいて立ち話をしていた。
6時。電波時計は郵便局前に着くと閉店時間を表示した。しかし、まだシャッターは降りず、立ち話をしていた女性の動きを感知して、自動ドアが開いた。
「いけるかも」
車から新聞の束を抱えて自動ドアの前に立った。ドアが開いた。
「まだ間に合いますか」
「大丈夫ですよ」
男性の郵便局職員がそう言った。時間は6時2分頃を指していた。
「だめですとはいえないじゃないですか」
笑顔でそう言ってくれた。毎週、同じ郵便局員が対応してくれるので、親しさが溢れている。

受付の前に立って、職員が切手シールを貼ってくれているのを見ていた。
お金を払って、車に乗り込んだ。セーフ。
こういう焦り方をするのは、運転にも良くない。こういう時に限って事故が起こる。
今日のところは結果オーライだった。


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出来事

Posted by 東芝 弘明