秋の変化に

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  秋の変化に
今年も秋は金木犀によるあいさつから始まった
この花に心が奪われたことはないのに
匂いは、いつも人をふり返らせる
忙しい毎日の中に
秋は静かに入り込んでくる
気温の下がる朝は
寒さへの身構えを押しつけてくるのに
身構えを上回るように
色鮮やかに変化する木々の印象が胸に染みこんでくる
木々は、一夜にして鮮やかに変化することもある。
秋は何も語らないのに
人の心まで染めていく
鮮やかなもみじ
夕日に照らされ、透きとおった赤い葉
記憶は一枚のとっておきの写真のように
「夕日がきれい」
見知らぬ人の、澄んだピアノのような声が
写真に添えられた言葉。
空気がしんとはりつめていた。


さて、昨日、NHKのスタジオパークに今井美樹さんがゲストとして出席していた。彼女へのインタビューを聞いていると、彼女の胸の内がこちらに伝わってきた。この印象が胸から去っていかない。
テレビに出た人が、こんなに赤裸々に自分の思いを真っ直ぐに語ったのをあまり知らない。彼女が「PEACE OF MY WISH」を歌っていたとき、どんな心境だったのか、何を求めて苦しんでいたのか、「PRIDE」に出会ったときにどんな思いだったのか、まっすぐに生きている人の伸びやかな心情がその語りから伝わってきた。人の話に心奪われるというのは、こういうことだろうか。
彼女に強い印象を与えた布袋寅泰さんというミュージシャンについて、ぼくはほとんど何も知らない。この個性的な感じの人のCDを目の前において、どんな曲なのか考えあぐねて、レンタルしなかったことが何度かあった。今井美樹さんを引きつけて心を奪い取ったこの人の曲を聴いてみたい。このインタビューはそんなことも思わせてくれた。
このような心境も、秋のなせることなのだろうか。


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Posted by 東芝 弘明