寝過ごした
朝起きると時計が6時55分を示していた。時計を見て、まず、「ウソだろ」という感情が飛び出してきた。1秒ぐらい時計を見ていたのではなかろうか。体がまだ眠っているのに、急いで階段を下りると、体がふらふらする。小さなお皿を2つ、サランラップと海苔、カツオブシと梅干しを用意する。それでもまだ、半分からだが眠っている。
実は毎朝、妻と2人で娘のお弁当を作っている。ぼくは、お弁当にご飯を盛りつけている。最近は、娘のリクエストに応えて、おにぎりを2コ作っている。一つのおにぎりには、お醤油をたらしてかき混ぜたカツオブシを入れ、もう一つのおにぎりには種を抜いた梅干しを入れる。かつらぎ町産の新岡農園の小梅だ（特産品の宣伝です）。のりを巻いて小さなお弁当箱につめれば仕事は終了する。
今日は、おにぎりを2コ作ってから家を飛び出した。時計は7時15分を指していた。「しんぶん赤旗」の配達日だったのに寝過ごしてしまったのだ。
7時をまわると世間はあわただしく動き始め、車の台数も多くなる。こういう時間帯に新聞を配るのは恥ずかしい。
体を無理に起こし、目が覚めるまでに動き始めたので、どうも頭の片隅が痛い。偏頭痛だ。
お昼のバッファリンを飲んだが、頭の痛みは取れなかった。
夕方から役場に集金に行った。頭の痛みが取れないので、7時過ぎには自宅に帰った。
そうそう、朝日新聞を読んでいると、社会面に和歌山の官製談合事件が報じられていた。ハザマ組の関係者が、大阪地検特捜部の調べに対し、5年前に受注した「花園美里線道路改築工事（仮称・地蔵トンネル）」（＝現在の花園美里トンネルのこと）で井山義一容疑者に約1億円を支払ったと供述しているという記事だった。このトンネルは、スカイコンクリートが、役場と一体になって、川砂利を採取して、コンクリートを納入していた例のトンネル工事だ。
現在追及されている官製談合とまったく同じ大林組とハザマ組の組み合わせによる工事だったので、この工事でも談合がおこなわれていたんだろうなあと思っていたら、ドンピシャリ、この工事でも談合がおこなわれていたという話が出てきた。
濡れ手で粟。バブルが崩壊しても、公共工事が縮小しても、世間離れした不正は、横行していたということだろう。
福祉や教育を削減して、財政は厳しいと言った同じ口で、県の幹部を含む一部の人は、高笑いしていたということだろう。
