玉城デニーさん勝利、万歳
台風だったので、午後1時ごろ帰ってきた。午前中は、1時間半ほど沖縄への棄権防止運動で電話をかけた。いま、玉城デニー氏の初当選のニュースが流れた。よかった。この勝利はものすごく大きい。
戦後、沖縄は一貫してアメリカの軍事戦略上の重要な拠点となってきた。日本の米軍基地の70%が沖縄に集中していることが、そのことを如実に語っている。沖縄の苦しみについて、知らない人が多いだろう。沖縄の人々の思いが翁長知事を誕生させ、玉城デニー氏がそれを引き継ぐことになった。この勝利は、安倍内閣に対する大きな一歩となるこの選挙に勝つのか負けるのかは、日本の歴史にとっても大きな意味をもつと思われる。
台風にもかかわらず高い投票率でしたね。
でも、現地の方々の話では移設に伴う
利権の問題が本質だって言ってたのが
印象深かったです。
沖縄の抱えている問題を深くとらえたいと思いはじめました。
沖縄戦のことを調べるのは、これからなので、現時点では、責任をもって書ける内容はまだありません。
ただ、沖縄の知事選挙で言えることは、県民が70年を超える戦後の沖縄の現実を踏まえて、ことの是非を判断し始めているということです。
米軍基地はもういらないという意識は格段と高まっています。この道を切り開いたのは、翁長知事につながった国民の運動にあったと思います。
今回は、無党派層の人の多数が玉城さんを選択しましたが、同時に自民党の支持者、公明党の支持者の中でかなりの人々が、玉城さんを選んでいます。野党の持っている力以上の力が玉城さんに集まったということです。
自民党と公明党は、4年前の敗北を踏まえて、この選挙を全力でたたかいましたが、勝てなかったということだと思います。
このような変化がなぜ生まれているのか。それは、戦後の沖縄の歴史を紐解かないと見えてこないと思います。
ぼくたちは、分かっているようで分かっていないことが多いと思いはじめています。
沖縄から話はずれますが、最近読んだ本によって、アメリカの原爆投下の作戦の姿が少し見えました。
広島型原爆は、ウラン235を使用した原爆でした。資料によると、ウラン235の65㎏の内、核分裂反応を起こしたのは、1.38%(約876.3g)だったという指摘があります。わずか1㎏に満たない爆発的な核分裂反応によって14万人の命が奪われたということです。
ウラン235を使用した核兵器を作るためには、ウランを濃縮する技術が必要であり、またウラン235によって爆発的な核分裂を発生させるためには22㎏以上の純度の高いウラン235の塊を作る必要があります。ウラン235は、22㎏なければ臨界に達しないので、この22㎏は臨界量と呼ばれます。ちなみに原発で使用されている燃料棒は、濃縮ウランですが、濃縮ウランとは、97%のウラン238と3%のウラン235によって造られています。天然ウランに0.7%しか含まれないウラン235を3%程度にまで濃縮したものを濃縮ウランと呼びます。広島型原爆に使用したウラン235が65㎏もあったというのは、驚異的な量だということです。
プルトニウムは、自然界に多いウラン238が中性子を吸収して原子炉内で生成されるものです。核燃料棒の97%のウラン238に中性子が一つくっついてできるのがプルトニウムです。このプルトニウムの臨界量は5㎏です。原爆のために純度の高い濃縮ウランを生成するには、多大な電力が必要です。プルトニウム型原爆の方が、ウラン235を使用する原爆よりもはるかに製造コストが低いので、戦後の核兵器開発は、プルトニウム型に傾斜しました。
長崎型原爆は、戦後の核兵器開発の基礎になったということです。アメリカが、広島だけでなく長崎に原爆をどうしても落としたかった理由は、プルトニウム型原爆の実験場が必要だったからです。長崎への原爆投下の動機は、戦後のアメリカの核開発にあったということです。
アメリカは、長崎型の模擬爆弾を10発ほど作り、日本の各地で投下実験を行っています。長崎型原爆を投下する実験は、アメリカの中でも極秘計画となっており、ごく少数の人間のみが知っていた計画だったということです。模擬爆弾の投下は、1945年8月14日まで行われています。日本がポツダム宣言を受け入れることが見えていた段階でも、戦後の核兵器開発は進められ、日本の都市を実験場にしていたということです。
長崎への原爆投下は、第2次世界大戦の終わりを意味するものではなく、戦後の冷戦と核兵器戦略の出発だったということです。
アメリカの軍事戦略というのは、アメリカがリアルタイムで行っていた戦争のさまざまな状況の中で、臨機応変に組み立てられたものであり、この戦略は、具体的な対応の中で強化されてきたものだと思います。
沖縄戦もこれと同じ意味を持っていると思います。アメリカは、沖縄を全面的な占領下においた中で、次第にその比重を高めてきました。沖縄に日本の米軍基地の70%があり、しかもその基地が再編強化されているのは、戦後70年以上続いてきた沖縄の歴史と地理的条件を抜きには、考えられないと思います。
ぼくたちは、あまりににも、沖縄が抱えさせられてきた問題を知らなすぎると思います。沖縄の在日米軍、そこにある海兵隊は、日本防衛のためにあるのではありません。それは、アメリカの軍事戦略上自明になっている事実です。日本の国の防衛を本気で考えれば、沖縄が最良の地でないのは明らかです。
沖縄は、アメリカのアジアと中東への軍事戦略の拠点になっており、アメリカによる外国への戦争を展開する最前線の基地になっています。これが沖縄の姿であり、沖縄は、アジアと中東に突きつけられたアメリカの匕首のような存在です。
このような役割に対して、沖縄県民が保守も革新も力を合わせてNoを突きつけつつある。ここに至っている沖縄の歴史を深く知りたいと思いはじめています。
根本的な問題は多々ありますが、
年齢別得票率では40代以下で佐喜真さん
50代以上でデニーさんとの結果と
年代別投票率、地権者の利害をひっくるめて考えると
本当に将来を背負って行く若者が求める沖縄になっていくのか?
甚だ疑問です。
良い例で、報道ステーションで安倍首相と石破さんの
地方票の得票率を「石橋氏大善戦」と報道したのに対し
今回のデニーさんと佐喜真さんの得票率もほぼ同率にもかかわらず
「デニー圧勝」と報道したことをネット世代が中心にTBSの偏向報道っぷり、
ダブルスタンダードに失笑が漏れる情況。
情報弱者に印象操作をして方向を捻じ曲げて見せる
こういった状況が若者の安部さん支持になっている
現実を直視すべきかとも思います。
ワタナベさんへ。
自民党と公明党を合わせた基礎的な票と野党の基礎的な票で比較すれば、自民+公明の方が力が大きかったと思います。それをひっくり返して、8万票の差をつけたということだと思います。
このねぇ~沖縄米軍基地の問題ねぇ~報道があるたびにシラケるというか、あほくさくなる。
沖縄の本音は、「すっとこのまま米軍が問題を起こさず沖縄で駐留してほしい」です。要するに、関空ができる前の「伊丹空港」のようなものです。普天間基地も移転されると困る。だから理由を付けて反対してるだけ。沖縄の米軍基地で働く日本人、約1万人。もし米軍が出ていくと沖縄はつぶれてしまう。それほど沖縄にとっては、米軍が大事なものです。
が・・・・そこに革新系の訳の分からん連中が入って、かき回しているだけ。
普天間基地なんか、少し騒音さえ我慢すれば最高の職場。それがへんぴな所に移転されると働いている人が困る。・・・というわけで反対。それに革新のバカ達が乗っかるので、訳が分からなくなる。
あんまりくどい反対すると、トランプ大統領だと本気で沖縄撤退と言い出すかもね・・・それで一番困るのが沖縄自身ということになります。
要するに・・・玉城デニー氏は、「普天間基地存続運動」をアホから引き継いで頑張るだけです。
トリノさんへ。沖縄の米軍基地で働いている日本人の給料は、すべて思いやり予算から出ています。アメリカはお金を払っていません。結局日本の国民の税金で、米軍基地は維持されているだけです。普天間基地が返還されれば、あの基地に公共施設も民間投資もなされて、都市が再生されます。そっちの方が人口道度も高くなり、経済波及効果も生まれるのは、具体的に撤去された基地の後生まれた街によって、具体的に証明されています。沖縄の地域経済力の弱さと基地との関係は、かなりはっきりしています。あの広大な米軍基地で働いている日本人は1万人しかいないということです。
もちろん、基地撤去の際は、日本政府が財政的にも一定、地域再編のために投資する必要があります。思いやり予算を一定の期間、撤去後も確保すれば、地域の再生は可能になるのではないでしょうかね。
翁長知事を支えてきた一つの勢力は、沖縄県の中にある企業集団です。もちろん、政府のてこ入れによって、沖縄県は、対立してきました。しかし、今回の知事選挙でも基地問題を最大の焦点にして、県民は新たな基地は要らないという判断を示したということです。翁長知事は、沖縄県の経済的な発展を見据えて、新基地建設反対を打ち出してきました。基地のない沖縄を、沖縄の自立的な経済発展を。これが沖縄の政策の今後の太い柱になると思います。
少し論点はずれますが、ちなみに沖縄の子どもの貧困率は、30%を超えています。全国平均よりも遙かに高いのは、沖縄戦によってたくさんの戦災孤児が発生したことに一つの原因があります。戦後70年間、貧困の連鎖が続いてきた側面が存在するということです。これを克服して、家庭の経済基盤を確立するために沖縄県は、他の県にはないサポート体制を整えてきました。
こういう努力も、地域経済の再生の一翼になると思います。
東芝さん、翁長さんがやったのは辺野古基地建設反対です。「米軍撤退」とは一言も言っていない。つまり「辺野古基地建設反対」言い換えれば、「普天間基地存続」を主張しているだけです。
翁長さんがTVのインタビューでも辺野古基地建設反対を何度も訴えているけど、米軍撤退については一言も言っていないどころか、米軍の批判もほとんどない。「普天間基地存続」それが翁長さんの願いです。
その証拠に市街地の「普天間基地」が危険だと思うなら、辺野古基地建設反対なんかするわけないでしょう?
よく考えてください。「普天間基地」が危険なら、すぐに移転させるべき・・・「伊丹空港の騒音問題」と同じなのです。
ただ・・・その辺野古基地建設反対に革新系のバカが乗っかるから話がややこしい。
沖縄の本音は「普天間基地存続」なのです。通勤に便利でしょう?市街地なので・・・笑。
トリノさんへ。
翁長さんは、日米安保条約廃棄という態度は取っていなかったので、米軍撤退とは言っていません。しかし、全くぶれなかったのは、「普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念、オスプレイ配備撤回を強く求める。そして、あらゆる手法を駆使して、辺野古に新基地はつくらせない」ということでした。
普天間基地の閉鎖、撤去と辺野古基地建設反対を貫いたということです。これが、玉城でにーさんに引き継がれました。
翁長知事の出発点は、2013年に合意された「辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議」の建白書にあります。この合意に基づいて翁長さんは行動してきました。
1.オスプレイの配備を直ちに撤回すること。及び今年7月までに配備されるとしている12機の配備を中止すること。また嘉手納基地への特殊作戦用垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの配備計画を直ちに撤回すること。
2.米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念すること。(辺野古新基地中止)
翁長さんと親しかった佐藤優氏は、
「日本の0.6%の面積しかない沖縄に米軍専用基地の70%があるという状態が続くのは、受忍の限度を超えている。しかも、辺野古新基地は普天間の移設にとどまらず、航空母艦が横付けできてオスプレイ100機が駐機できる、さらに巨大な基地になる。このような過重負担を強いるなんて、日本政府は本当に沖縄県民を対等な仲間と見ているんだろうか──こういう疑問が沖縄にはあるから、黙っていられないんだ」という翁長さんの考え方を紹介しています。
【2015年5月20日の東京の外国特派員協会でしゃべった翁長さんのスピーチ】
「今回の普天間の基地にあり方になりますけれども、日本政府は普天間基地の危険性除去が原点であると言っております。 そして、その、唯一の解決策は、新辺野古基地が唯一の解決策であると言っております。
しかし沖縄から言わせますとですね、普天間基地の原点は戦後住民が収容所に入れられているときにですね、米軍に強制接収をされまして、あの普天間基地は出来てるんです。 何も貸したわけじゃないんです。 強制的に取られました。
そして、これも改めて確認をしますけれども、沖縄は今日まで自ら基地を提供したことは一度もございません。 普天間基地も、それ以外の飛行場も、基地も、戦後沖縄県民が収容所に入れられている時に取られたか、あるいは住民が住んでいる時には銃剣とブルドーザーでどかして、家も壊してですね、そして今の基地はすべて出来ているんです。 ですから、私たちは、この銃剣とブルドーザーでですね、基地に変わったものを見ながら27年間、今日もそうですけれども、過ごしてまいりました。 ですから、新辺野古基地に作れ、と行ったときにですね、私の言い分は自ら土地を奪っておいて、県民に今まで大変な苦しみを与えておいて、普天間基地が老朽化したから、世界一危険になったから、お前たちが負担しろ、辺野古が唯一の解決策だ、それが嫌なら代替案がお前たちはあるのか、日本の安全保障はどう考えているんか、沖縄県のことを考えているのか、こういった話がですね、されてるわけですね。」
【質疑応答】
「日本の安全保障という意味だから、一定程度我慢しましょうという話であって、基地が私たちを助けてきたというのは、あの戦後の貧しいときに食料を与えてもらったという時にはあったかもしれませんが、しかもそれは日米両政府がやったことですので、私たち沖縄からするとそれは私たちの責任じゃありません。爆弾で産業も何もないわけですから、それに頼るわけしかなかったんですが、今はそのような形でライカムという新しいのも出来ました。
いわゆる跡地利用には、世界の資本がホテルを作りたい、何を作りたい、と県庁にもよく来るんです。何にも基地があるから前に進まないんですよ。これだけ迷惑をかけてるんだということをですね、日米両政府はよくわかって頂きたいんですね。仲井眞さんのときに、この経済効果を計りました。そうすると、安倍さんが今着々と進んでいますよと普天間や那覇軍港やそれからキャンプキンザーこれが返された時の経済効果、今基地関連収入が、500億円基地関連収入があります。 返されたら、どれだけの効果があるかということを試算しましたら、8900億円です。約20倍。普天間とかキャンプキンザーとか返されたら、20倍の民間の施設がここに立ち上がって、ホテルだとかいろんなもんが立ち上がってですね、沖縄経済はぐーんと伸びていくんですよ。これを基地があるから邪魔してるんですよ。だから基地で沖縄が食っているというのは、もう40年30年前の話であって、今や基地は沖縄経済発展の最大の阻害要因だという事をですね、しっかりと皆さん方ご理解頂きたいと思います」
2014年の知事立候補のときから翁長さんは、普天間基地の閉鎖、撤去、辺野古基地検察反対をセットで考えてきたということです。
東芝さん
翁長さんの主張おかしくないですか?おかしいでしょう?すべての米軍基地反対ならともかく普天間基地に絞って反対?・・・そりゃ~おかしいでしょう?おまけに普天間基地の危険性を主張するなら、即移転させるべきでしょう?
明らかな、「普天間存続運動」です。いろいろな理由を付けてるけど、結局のところ普天間基地存続をやってるだけ。いわゆる・・・関空ができる前の「伊丹空港騒音問題」と同じです。国に普天間基地を条件にお金をせびっているようなものですよ。
>翁長さんと親しかった佐藤優氏は、
「日本の0.6%の面積しかない沖縄に米軍専用基地の70%があるという状態が続くのは、受忍の限度を超えている。しかも、辺野古新基地は普天間の移設にとどまらず、航空母艦が横付けできてオスプレイ100機が駐機できる、さらに巨大な基地になる。このような過重負担を強いるなんて、日本政府は本当に沖縄県民を対等な仲間と見ているんだろうか──こういう疑問が沖縄にはあるから、黙っていられないんだ」という翁長さんの考え方を紹介しています。
これなんか裏を返せば、沖縄のために国はもっとお金を払えと言っているのと同じ。
それと前に書いた人口予測、和歌山県の人口はは30年後、-28%減少。沖縄県の30年後の予測知っていますか?
わずか-0.4%減少です。おわかり?つまり沖縄県はそれだけ人口が減らない大きな就職口があること示唆している。
米軍基地・・・それが沖縄経済を支えているのですよ。沖縄の政治家は、いかにも被害者のような主張をして大きな利益を手にしているのです。・・・まさに「伊丹空港騒音問題」と同じです。
トリノさんへ。沖縄に対するコメントは、事実を踏まえたものでしょうか。
どうもトリノさんの考え方から出発したコメントのように思います。
自民、公明の基礎的な支持者の数と野党の支持者の数でいえば、与党が圧倒していました。それなのに野党が推した玉城さんが当選し、しかも8万票の差が開きました。今回の選挙の最大の焦点は、明らかに辺野古への新基地建設にありました。基地問題が焦点になり、県民は明確にNoを突きつけたというのが、選挙の結果だと思います。
論評を行うのであれば、この結果をふまえたものにすべきだと思います。
玉城さんが当選したのは、辺野古への新基地建設反対です。裏を返せば、「普天間基地存続賛成」となります。玉城さんが、普天間基地廃止とは一言も言っていない。辺野古への新基地建設反対・・・要するに沖縄の重要産業である米軍普天間基地存続運動です。
ただ、革新系の人たちと、保守系の人たちが「辺野古への新基地建設反対」という目的で一致しただけで、思惑は全く違う。
それと、東芝さんは革新系なので「辺野古への新基地建設反対」=普天間基地廃止と勝手に連想していますが、玉城さんが、普天間基地廃止運動していますか?????その事実がありますか?
トリノさんへ。
この記事をお読み下さい。まさに誤った言説が誰によって発信されたかが分かります。
玉城氏の主張もあわせて。
普天間基地の撤去と辺野古新基地建設反対はセットです。
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/okinawa-fc5
東芝さん
「普天間基地存続賛成」については、私独自の意見です。ネットの書き込に共感を持って主張している訳じゃないです。それと東芝さんのリンクした内容は初めて知りました・・・笑。
基本的にネットの書き込みについては、ほとんど見ることはありません。マスコミは日経かロイターがほとんどです。
端的に述べます。「辺野古への新基地建設」はどうして決まったのですか?普天間基地が市街地で危険だからでしょう?それについては合意して決まったことでしょう?決まったことを、難癖つけて反対することは良くないことです。それをやりだすと、選挙で知事が後退するたびに方針が変わることになります。
前に進まない・・・何もね。
たとえどんな理由があっても、決まったことを変更することは良くない。
そんな基本的なことを無視して「辺野古への新基地建設」反対するとなると、なにか理由があるはずです。
「普天間基地存続」が目的・・・・それしかないと思いますよ。他に何の理由があるの?
有田川町の合併においても、そうでした。住民投票で合併賛成になったにも関わらず、何度も抵抗して町長選挙までやりました。理由は・・・合併反対・・・つまり合併による利権がなくなることに対抗したのです。
どこも同じ、「辺野古への新基地建設反対」は「普天間基地存続」が目的に決まっている。
トリノさんへ。
普天間基地撤去、辺野古移設という案は1990年代に出ていましたが、日米政府が合意に達したのは、民主党政権のときです。
日経新聞にこうありました。
「日米両政府は22日(2010年5月22日のこと)、沖縄の米軍普天間基地(宜野湾市)の移設先を米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)とする方針で大筋合意した」
民主党政権時代は、2009年〜2012年でした。
この合意は、沖縄県民の怒りを呼び起こしました。
2010年の時点で沖縄県民の意思は、「普天間基地の撤去・閉鎖、県内移設反対」にありました。
従って、沖縄県民は、日米合意の白紙撤回を求めています。普天間基地の無条件撤去、辺野古新基地建設反対が玉城さんの政策です。
日本共産党は、沖縄にいらないものは日本にいらない、世界にもいらないという立場です。
同時に日本共産党は、辺野古新基地建設は、単なる普天間基地の移設ではなく、在日米軍の基地再編・強化の一環として行われているもので、普天間基地の機能を大きくバージョンアップさせるものであることを具体的に明らかにしています。
「普天間基地の撤去・閉鎖、県内移設反対」というのは、あり得ない要求です。常識ある意見ではない。
まさに伊丹空港騒音問題と同じです。
それと、「普天間基地の撤去・閉鎖、県内移設反対」なんて非現実的要求をしますけど、それ日米安保条約破棄に等しい内容です。
日本共産党は、つまり日米安保条約破棄を目指す政党ということですね。
もうちょっとまともな要求をしてほしい。
玉城さんのように、「辺野古への新基地建設反対」=「普天間基地の存続」を目指すならいいですが、
「普天間基地の撤去・閉鎖、県内移設反対」を本気で考えると・・・・日米安保条約破棄しかないということです。