おとうの奢り
ビラを作成していると午後9時を回ってしまった。
1か月以上前に作りかけていたビラに手を入れた。情勢が変化してきて、消費税増税中止はより一層分かりやすくなった。
1か月以上前は、景気がいいというけれど国民には実感がないということを紹介して、消費税は増税すべき出ないという書き方だった。しかし、今は、「こんなに景気が悪化している中で消費税は増税すべきでない」となった。増税のためにあの手この手で準備をしている安倍内閣は、いまジレンマに陥りつつある。
「今からでも増税は中止できる」
このフレーズもなかなかいい。しかし、そんなことを確認しながらビラを作成していると、思った以上に時間がかかった。
作成するビラは、カラーで印刷屋に入稿するのか、それとも自分のお膝元で輪転機印刷を行うかで作り方が随分違ってくる。白黒を前提にして作成するのと、色合いを考えながら作成するのとでは大きく違う。前回のビラは、印刷する直前になってカラーに変更したので、カラーにしては中途半端な出来具合になった。今回の印刷物は、白黒で作成する予定なので、色合いもそういうものになっている。
作成の作業が終わったので夕ご飯を中華料理屋さんに食べに行き、自宅に戻ろうと車を走らせた。自宅の近くで娘から電話があった。
「おっ、いいタイミングだ。これから駅に行ったらいいのか」
着信が娘からだったのでそう思った。信号を右に曲がったらまっすぐ駅に向かうことができる。
電話に出ると娘がこう言った。
「今まだ粉河に着いてない。10時13分に笠田駅に来て」
あと10数分ある。すごく中途半端だ。仕方がないので自宅に戻り、2階の書斎で原稿の作成にかかる準備をして、駅に迎えに行った。
「ご飯食べてない」
娘が後部座席でそう言うので、ローソンに行くことにした。
「おとうの奢り」
「いいよ」
「やったー」
ということで、ローソンでぼくはプリンを買うことにした。
落ち着いて準備にかかるったのは11時少し前だった。作業に入る頃になると眠たくなって、仕事が手に着かない。
仕方がない。午前2時まで寝ることにしよう。
そう考えてベッドに入った。
ということで本日は終了。これから先の話はまた明日。
