一般質問の準備の仕方
人生。精一杯全力で努力するということなしに、人間としては伸びないということがある。スポーツの世界については、アスリートの努力を多くの人が知っているので、論を待たないと思うが、アスリートと同じことがすべての分野についても言える。徹底的に真剣に誠実に努力する先にこそ、人間として伸びる領域がある。

議員になって、一般質問に毎回取り組み、自分の質問に対して徹底的に準備して挑戦することが、議員としての質問の仕方を作り上げていく。それはテクニックではない。テクニックはあとから結果として付いてくる。付録のようなものだ。
物事に対する探求の精神と姿勢は、自分の思想の核になるようなものであり、それは質問を繰り返し行う中で培われていく。日本共産党の国会議員の質問は、定評を得ていると思う。他の党の議員とはひと味違う質問は、徹底的に把握した事実に基づくものであり、どれだけ深く事実を把握するかに支えられている。事実が描いてく筋道こそが質問の展開を支える。
質問は、資料をどう料理して組み立てていくのかというようなジグソーパズル的なものではない。自分の準備段階における探求の道筋が、自然に質問の展開として生きる。準備の段階で自ずから見えてくる物事を探求してきたプロセスが質問に生かされるということだろう。
まずは、徹底的に真剣に事実を探求するという姿勢がなければ、良い質問は生まれない。自分が質問する段階で鮮明な認識になっていなかったり、追求するテーマに対して結論が鮮明でなかったりしたら、その質問は成功しない。見定めたテーマに対してどのような結論をもって挑戦するのか。この点が曖昧だったら、質問も曖昧になる。
質問は結論があって初めて生きたものになる。自分の中に曖昧な結論しかなかったら、一般質問は曖昧な着地点のはっきりしないものになる。テーマを決める。調査する。調査を通じて結論が見えてきたら、その結論をさらに豊かに多面的に把握する。そうすればテーマが内包囲している物事の紐帯が見えてくる。それが見えてきたら質問を書く。質問の組み立ては、準備段階で自ずから組み立っている。











ディスカッション
コメント一覧
東芝さん
リクエストで最近話題のMMTについてご感想をお願いします。
私へのリクエストではありませんが、永遠に借金し続けることは不可能です。いずれクラッシュします。例え自国通貨のみの借金でも不可能です。
私も、そう思うのですがMMT論者の言を聞くと「そうなの?」と思ってしまう事もあります。
トリノさんの言う「永遠」は絶対無理ですがインフレターゲットまでの短期的な施策としてはあるのかな?
とも思ってしまいます。アメリカの学者がMMTの正当性を日本を例に借金し続けているがインフレすら起きていないと。
しかし、どの国も実施していないので信憑性は低いですが・・・
僕は、これだけ先進各国が金融緩和してもインフレが発生しないというのは、つまるところインフレを意図的というかコントロールして発生させることはできないのだと思います。つまり日本銀行は「インフレをコントロールして発生させることはできない」ということを、壮大な社会実験として証明しただけです。逆に言うと、ひとたびインフレが発生すると容易にそれを止めることができないということになります。