妻の荷物を取りに行った
妻が幼稚園から九度山町役場へ異動になったので、私物を持って帰らなければならないということになった。
娘がアルバイトから帰ってきたので、朝食を食べるのを待って、九度山町に連れて行った。
雨が降っていた。桜の花が咲き始めていたが、雨に花も濡れていた。車の中から見ているとまだつぼみのまま咲いていない部分もあった。車を運転しながら娘と話をしていた。
はまっている「ONE PIECE」の主人公たちのオブジェと一緒に写真を撮ったことが楽しかったようだ。
「ルフィーの身長は173ぐらいあり、ゾロは180センチぐらいある」
背の低いぼくは、「ふーん」
と話を聞いていた。
かなり強い雨だった。幼稚園の玄関前に車を停めて、子ども部屋に荷物を取りに行く。本が多かった。荷物をさげて玄関前に置いて行ったり来たりして、運び出す荷物が揃ったのでぼくの車に積み込んだ。積み込んでから自宅に戻る途中、九度山町の道の駅に立ち寄った。
「少し早いが昼食を取ろう」
そう思った。
「セットだと飲み物が半額です」お店の女性がそう言うので、
「カルボナーラとアイスコーヒー」
と言った。
パンも食べようと思いついて、パンのコーナーを歩き回った。
ねじりドーナツパンをトレイに取り、カウンターで料金を払った。
お腹がふくれたので自宅に荷物を運んだ。雨が小降りになっていた。
