コントラストが面白い

雑感

日曜日は『半沢直樹』を見て、月曜日は『SUITS2』を観る。『半沢直樹』は、全力で不正を暴き、銀行を支配している権力に立ち向かいながら、ひるまず突き進んでいく。気張り具合が半端じゃない。
『SUITS』は、非常に短い言葉でスマートに問題を暴き、スッと提示する。
「あなたは銀行と結託して、銀行の作戦に手を貸した」
「代表、どうされますか」
「今日中に荷物をまとめて、この事務所から出て行って」
これでおしまいだった。
事務所に戻ってきた共同経営者である上杉(吉田鋼太郎)が、代表である幸村(鈴木保奈美)を代表の座から引きずり下ろして、自分が代表になる工作をはじめている。
甲斐(織田裕二)が、幸村に従って多数派工作をすることになって、対峙したのが笹野さん演じる老練な弁護士(役名を覚えていない)だった。結局甲斐は、笹野を味方につけるのではなく、悪事を暴いてファームから追い出した。
「これが私のやり方です。私は絶対に負けません」「誰と戦っても必ず勝ちます」
「これが何か問題でも」
これが笹野さんを追い出してからの甲斐のセリフだった。

泥臭い『半沢直樹』のたたかい方を見た次の日に、切れ味のいい刃物として描かれた『SUITS』の演技を観る。このコントラストが面白い。


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雑感

Posted by 東芝 弘明