なかにし礼さんへの思い

雑感

なかにし礼さんが12月23日に亡くなられてから、『長崎ぶらぶら節』と『夜の歌』と『赤い月』を買った。亡くなったと聞いたときに「石狩挽歌」の曲を思い出した。なかにしさんの書かれた歌詞の中でもこの歌の歌詞は忘れられない。ニシン漁と北海道の漁師を歌ったこの歌は、多くの人の心に残る歌だっただろう。

次第に日本共産党を支持するようになった方だった。「赤旗日曜版」で小池晃さんと対談したときの記事が忘れられない。日本共産党への率直な思い、支持する気持ちがあっけらかんと語られた記事だった。訃報を聞いて、この人が精魂込めて書いた小説のいくつかを読んでみたいと思った。ネットで検索して選んだ本は、上に書いた3冊だった。戦争と満州からの引き上げ体験が、なかにしさんの生き方の根底にあり、戦争に反対し平和を求める気持ちがまっすぐに日本共産党への思いと結びついた人だった。

多くの俳優や作家の人々が、日本共産党を支持してくれている。亡くなられた高畑勲さんは、晩年、国政選挙では一生懸命に共産党を応援してくれた。日本共産党は、精魂傾けて誠実に戦争反対と国民主権を貫いてきた。その姿が、多くの人々の心に届き、共産党に思いを寄せてもらえることにつながっている。表現者としての結論が共産党の活動と重なる人が多いので、支持して下さった有名な方の言葉を読んでいると、心に伝わってくるものがある。手塚治虫さんもその一人だった。この方は日本共産党の赤旗にも作品を連載して下さり、共産党への思いを率直に語ってくれていた一人だった。

赤旗紙上で有名人の方と日本共産党の幹部の方が対談するのを読むのが楽しみだ。これらの記事には、他のメディアでは語られない本音が出る。日本共産党への思いだけでなく、その人が生きてきた中で何を大切にしてきたのかがにじみ出てくる。そういうものを読んでいると、作品やドラマを見たくなってくる。

多くの人々との共感が広がるような活動を、ぼくたちも地域の中に広げたい。


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雑感

Posted by 東芝 弘明