京奈和を走る方が時間がかかった
曇り空だったのに晴れ始めた。9時5分に事務所を出発して粉河にある日本共産党の紀の川市委員会事務所に向かった。ほんの2分ほど前に宣伝カーで2人が先に出発した。
「京奈和に乗った方が速いだろう」という思いがあった。
目の前に大型のトレーラーが走っていた。紀の川東で降りようとすると、前のトレーラーも指示器を出した。後について行くしかなかった。国道の交差点でトレーラーは左に曲がり、ぼくは右に曲がった。目の前を宣伝カーは通り過ぎなかった。
「ぼくの方が速いのか、それとも宣伝カーはすでに先を行っているのか」
そう思いながらも、宣伝カーの方が先に行っているという思いが膨らんできた。
事務所の駐車場に「住民こそ主人公」という看板の宣伝カーが停まっていた。宣伝カーの方が速かった。京奈和がバイパスの役割を果たすとは言えなかった。
集まったのは、紀の川市で街頭宣伝デーだからだ。午前中8回、午後8回宣伝をした。午後は交替交替にマイクを握った。今日ぐらいの気温、季候がいいなと思った。ぼくがつくった演説原稿に対して、終わってから手を入れて1200字ぐらいに短くした。5分演説になればさらに楽になる。7分は少ししんどい。実際にしゃべってみると改善点が見えてくる。
