忖度こそが最大の敵

雑感

地方自治に関わってきて、思うことの一つは、悪政は国から降りてくるということだ。地方自治体の権限は思っている以上に小さく、国の政治に対して抗いがたい面が大きい。それでも四苦八苦しながら自治体独自の権限を「開発」して、国の悪政の改善を図る努力を行う。こういうことが多い。
「国がいいことをしてくれた」
ということは少ない。
ぼくたちは、なんてひどい国と向き合わされているのか。
と感じる。国の悪政に疑問を抱かずつき従っていると、人間性までもが破壊される。残念ながら日本の国政というものはこういう性格をもっている。自民党と公明党の政治の具体的な姿が国の政治に現れている。地方議員は、この傾向とたたかうべきだと思ってる。地方政治の世界では与党も野党もないが、市や県となると、国政の焼き写しのような政党関係が強まる。ある種党派性が強くなる。党派性が強まるほどに国民の不幸は増大する。党派性でいえば町村の方がまだまし。
政府に忖度したままでは市町村は良くならない。市町村議は、自分の活動の中でこのことに気づくべきだと思う。
それは住民主権を徹底的に貫いた先にある命題だろう。言い換えれば、住民のための政治を貫くためには、国政の悪政と向き合わなければならない。忖度こそが最大の敵。

生かすべきなのは地方自治の精神。団体自治と住民自治の結合。住民こそが主人公。こういうものの見方考え方が、忖度政治を打ち破り、住民の希望と展望を開く。


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雑感

Posted by 東芝 弘明