日本共産党「限界論」
午前中は会議があった。
「選挙はもう限界や」
こういう議論があった。限界とはなんなのか、話になった。有権者と日本共産党には垣根がないとぼくは思っている。ただしこう思っていることと現実との乖離はある。
ある大学教授が、各政党の政策を並べ、政党をかくして評価してもらったら、日本共産党がダントツの1位だったという。これが偽らざる実態だと思う。ここに政党名が加わると評価が変わる。ここに日本共産党の抱えている問題がある。
いかに日本共産党に対する偏見が強いかということだとも思う。偏見は丁寧なことに、警察機構が盛んに振りまいている。日本共産党は、破壊活動防止法の調査対象の団体で、長期にわたって日本の公安調査庁は調査しているが、全く何の証拠も挙がっていない。共産党の紹介も好意的な書き方だという指摘もある。
ソ連や中国、北朝鮮と同じような団体という意見もたくさんあるが、それを証明する客観的な資料は何もない。1枚もない。そういう状況であるにもかかわらず、多くの人々がソ連、中国、北朝鮮と同じような団体で、政権を取ったら怖いという人がいる。こういう傾向が、自然に生まれることはない。
はっきりしているのは、日本共産党の批判を行う本を出せば、商売が成り立っておまんまが食べられるということだ。日本共産党批判がビジネスになる仕組みが、日本の中には厳然と存在しているということだ。そのためには資金を出しましょうという勢力が存在しているということでもある。
こういう中で「限界論」があるということだろう。