日本の軍事大国化は静かに進行している

雑感

かつらぎ町議会議員の親睦旅行に参加した。日程が公示の間際になったのが心苦しく、同時に選挙の準備に大きく影響を与えるものだったので、後ろ髪が引かれた。バスで兵庫県の香澄の方に行く予定だった。毎月1万円のお金をこの親睦のために積み立て、この自分たちがもらった議員報酬で2年に1回親睦旅行に行くというものだ。

バスの中で軍事費の拡大が、産業界と大学に変化を生み出し、産、官、学が軍事に傾倒し始めていることを探求した。赤旗のこの関係の特集が、調べるきっかけだった。トランプ政権は全世界の同盟国に対し、それぞれの国のGDP5%を軍事費とその関係のインフラにつぎ込むよう求めている。日本で言えば30兆円の規模になる。現在補正予算も含めると11兆円もの軍事費となっている。しかも軍事ローンである後年度負担の残高が17兆9000億円になり、さらにそれを膨らませようとしている。その結果、軍事費はうなぎのぼりに増えている。赤字国債の発行で軍事費を賄うような所まで行き着いている。これが国民の暮らし、福祉、教育を圧迫し始めている。

日本の軍事関係の予算の内容は、公然の秘密のような存在になっている。知ろうと思えばかなり深く情報にアクセスできるのに、国民はそのことをほとんど感じないまま、日常生活を送っている。おそらくは、自民党を応援し支持している地方議員の多くは、日本がまさに軍事大国への道を暴走し始めているという実感はないかと思う。

タブー、聖域化している防衛費は、公然の秘密となっているもう一つの原因は、野党の中でこの問題を追及している勢力が、日本共産党や社民党などに限られているということだ。日本の政治の最大の問題が、タブーの中に置かれつつある。

地方は違う。武器弾薬庫の充実、日本列島のミサイル基地化、こういう動きが具体的になればなるほど、地域住民は危機感をもって立ち上がり始めている。しかし、このローカルかつ、本当は日本の大問題であるこの問題に対し、大手メディアは見て見ぬ振りをしているので、地域の中に具体化されつつある、同時にそうならざるを得ない問題を、取り扱わない中で、国民の目を塞ぐようなことになっている。

戦争は、軍事大国化は、こういう流れの中で起こっている。知ろうとしなければ、国民は、偽物の平和の中に置かれていく。今度の戦争準備は、廊下の隅で、部屋の隅で、静かに笑っているように見える。

また日本共産党や社民党が、戦争にも至らないのに危機感を煽って、戦争、戦争と叫んでいる。おかしいのではないか。こういう見方まで表れている。

雑感

Posted by 東芝 弘明