和歌山市で1日たっぷり
和歌山で議員団会議がおこなわれた。
ぼくも講師になって、40分程度、「決算審議と議員活動」という主題で講師を務めさせていただいた。
この会議は4時に終わり、夜は、和歌山東高校のすぐ隣にある東部コミュニティーセンターで総合型地域スポーツクラブの設立に向けた講演会に参加させていただいた。
ただし、問題は4時から7時30分までの3時間半の時間をどう過ごすかだった。
駐車場をでたのが4時30分頃だったので三年坂にあるモスバーガーに行って、夕食用のハンバーガーを食べることにした。例のマク○○○○と比べると断然おいしい。
たっぷり時間があるので、ハンバーガーとコーヒーで夕食を取りながら、「格差社会の克服」を読むことにした。
二宮厚美さんは、非常に精緻な論議を積み重ねてこの本を書いている。講演を聞いてユニークな人だと分かったが、本の中にも時々あのユニークさがかいま見られる。精緻な議論を読んでいると先を急ぎたくもなるが、石垣を積むような論立ては、あとの論理展開の重要な基礎になったりしている。
さすが、大学教授だ。相手の見解を批判するときの論文というのは、こういうものでなければならないだろう。
日本の格差拡大は、階級的な格差と階層的な格差の2柔構造としてとらえる必要があるという指摘や、格差と貧困が同時に起こっているという指摘は重要だと思う。
構造改革が、貧困と格差を増大させ、社会保障を改変し、税制を所得格差が増大するように作り変えた。
新自由主義の路線を転換しないと、やはり国民の未来はない。
格差社会の克服 さらば新自由主義/二宮 厚美
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