花園地域とゴミを視察
朝、日曜版を仕分けしたあと、コーヒーを一杯飲んで橋本駅に車を走らせた。
10時44分着の電車から降りてきた参議院議員の山下よしきさんと2人の秘書を迎えて、花園地域に向かった。今日は、花園支所にあるATM、北寺の簡易郵便局、押出郵便局の視察が目的だった。
花園支所に着いたのが10時45分。ちょうど1時間で支所に到着した。京奈和自動車道が大野まで開通し、志賀高野トンネル、花園美里トンネルの2つのトンネルができたので、花園までの時間が随分短縮された。
支所に到着すると、赤旗記者の川崎さんと下向かいさん、県議団事務局の吉田さんがすでに到着していたので、視察団は合計7人になった。
支所で、簡単に自己紹介したあと、ATMをカメラに納めた。これがその写真だ。
写真に写っているのが、今年7月の参議院選挙で返り咲いた山下よしきさんだ。
このＡＴＭは、和歌山県下の郵便局の数あるＡＴＭのなかで、唯一、撤去の対象になっている。しかし、このＡＴＭが無くなるのは非常に困る。土日も開いている金融機関のＡＴＭはこれしかない。このＡＴＭが撤去されるのは、地域民全員に関わる重大な問題だ。
さて。
ここでちょうど12時になったので、花園ふるさとセンターに昼食を取りに行った。
1250円のアマゴ弁当を食べて、午後はまず池ノ窪という3軒しかない山の中の在所に車を走らせた。池ノ窪は、新子に行く途中を北の山に向かって険しい道を上って行くと出現する。在所についたのは1時だった。ちょうど郵便局の配達員がこの在所に配達に来ていたので、声をかけて、少しだけ話を聞かせていただいた。
声をかけて話しかけたのが、この写真だ。
真新しい地域の集会所におじゃまして、地元のSさんに話を聞いていると、おばちゃん3人が集まってきて、詳しく話を聞けるようになった。
郵政が民営化され、会社が郵便、貯金、簡易保険という形に分割されたので、3人で配達していた体制が2人に減らされたようだ。その結果、郵便物の配達が、「昼頃の配達から夕方になった」のだという。
新聞は、新聞屋さんが郵送手続をしているので、郵便屋さんが配っている。今までなら昼には届いていた新聞が夕方にしか届かなくなったという。
「配達する人もころころ変わって、親しんできた人でなくなったのだとも言っていた。
池ノ窪の訪問のあと、北寺の簡易郵便局におじゃました。
そのあと有田川町の押出郵便局に行き、局長と懇談をおこなった。この懇談には、清水郵便局の局長が、わざわざ押出まで足を運んで待機してくださっていた。
花園村が、合併前におこなっていたひまわりサービスは、合併時に、かつらぎ町がおこなっていないからという理由で、契約が解除されていた。しかし、このひまわりサービスは、かつらぎ町長との間で契約が交わされたら復活できることが明らかになった。
郵便と貯金、簡易保険という形で、分断されてしまったので、配達などにしわ寄せが行って、配達時間が遅くなるという状況が出現してしまった。
ATMについては、1日の目安として、年間3万5000人（100人利用する必要がある）という基準があるようだ。
「利用頻度よりも面積で設置を考え存続していただきたい」
これで意見の一致をみることができた。
花園村をあとにして、向かったのはかつらぎ町の中間処理場だった。
午後4時20分頃現地に到着すると課長以下、関係職員が僕らの視察を受け入れてくれた。
「プラ」と表示されていないものは、再生利用用のプラスチックごみに入れるな。
これが、日本容器包装リサイクル協会の見解だ。
再生利用に回らないプラスチックごみは、焼却するしかない。ダイオキシン対策などの観点からの著しい逸脱だが、日本容器包装リサイクル協会に受け入れてもらえない場合、プラスチックごみの処理は、数千万円の処理費用が必要になる。現在の3％の処理経費でいいのは、日本容器包装リサイクル協会がその他の処理経費をまかなっているからに他ならない。民間の処理業者に委託すると現在の33．33倍に跳ね上がる。
プラスチックごみの見極め方は、「プラ」という表示があるかどうかなのだという。同じ材質でも、メーカーでも、プラ表示のないものが結構ある。
分別は非常に細かい作業となる。しかし、「プラ」表示のあるものは、資源に再生利用されるが、「プラ」と書いていないものは、再生利用の対象外になる。という論理は、住民には通用しない。
現地視察は、大いに盛り上がり、改善すべき方向もはっきりしたので、本日1日は、充実した視察日となった。
なかなか面白いが、この文章を書いていると眠たくなって意識がもうろうとしてきた。
寝るとしよう。文章のおかしさは、眠気が原因だ。あしからず。
