CHANGE
沖縄県議選挙で日本共産党の議席は、3から5に躍進した。野党勢力が与党勢力（自民・公明）を上回った。選挙の最大の争点は、後期高齢者医療制度の是非だった。
日本の新自由主義路線＝構造改革は、いま、根本的な批判に直面しつつある。
憲法25条と9条を守る方向にこそ、日本の未来がある。そう感じる。
ガソリンが200円に近づいてくると、消費税を財源にする話は、とんでもない政策になる。
くらし問題は、偽りの政策に対し、理屈を超えて肌感覚でノーを突きつける。
小泉人気に対する幻想がまだ世間にあるような感じだが、小泉さんの人気は、公務員を徹底的に攻撃したところにあったように感じる。公務員改革をおこなえば、ムダを削減でき、痛みの先には未来があるように見えたというような気がしている。
公務員に対する怨嗟が広がっている。格差と貧困のなかで、公務員が天国にいるような感じがしているのではなかろうか。抵抗勢力＝公務員というような図式ができていたが、これは改革のためのいけにえのようなものだったのではないだろうか。
しかし、郵政民営化が大嘘だったように、公務員改革もかなりの部分が大嘘だった。
官僚の天下りが大手を振ってできるようになっているところに、嘘だったことが端的に表れている。
大阪の橋下知事が、大人気を博しているのも公務員攻撃にあるように見える。施設のムダという分かりやすい状況を攻撃し、大阪府民の利益を守る立場に立った公務員でさえ抵抗勢力のような描き方がおこなわれている。
化けの皮が剥がれていくのは、思った以上に早いように感じる。生活が橋下知事の本当の姿を明らかにしていくのは、そんなに遠い話でない可能性がある。
月曜日、キムタク主演のCHANGEを楽しく見ている。このドラマは、コメディーなので見ていて飽きない。国民の目線で動き回る朝倉啓太の動きが面白い。朝倉啓太が小泉首相と違うのは、社会的弱者に心を砕き、国民の利益を擁護するために真っ直ぐに動いている点だ。
国民は、朝倉啓太のような改革を求めている。
ドラマのように政治が変われば面白いのになあ、そう思いながら次回の放映を待つことにしよう。
