花園と橋本市を行脚した

出来事

「雪が積もるかもしれへんで。高野山は今日の朝マイナス10度やったみたい」
おばあちゃんが言った。
窓の外には雨が降っていた。
高野山のマイナス10度の気温には、記憶がある。母が亡くなって、葬儀をおこなうときに、高野山はマイナス10度以下に冷え込んだ。石の上に置いた靴に付いていた雪が石に張り付いて凍っていた。

花園地域に行く予定があった。
「昼からは積もるかも知れないよ」
おばあちゃんは、さらに言葉をつないだ。

9時48分の電車でOさんと落ち合う予定だった。Oさんは夫婦で駅から出てきた。花園に向かってすぐに出発すると、途中から雪になってきた。
「昼の雪は積もらんでしょう」
Oさんはそう言った。積もっていない日に花園に向かったのは正解だったような気がした。

用事を済ませ、ふるさとセンターに上って昼食を食べた。
お昼になっていなかったので、広いホールにいたのは、ぼくたち3人だった。
牡丹雪が弧を描きながら降っていた。

帰り道、道路は所々白くなっていた。車の轍がクッキリと付いていた。笠田まで降りてくると雪は降っていなかった。
お昼の時間帯だったので、この時間をさけるために高野口の駅前にある「Cafe楽」に行った。
このお店に行くのは初めてだった。元スーパー五一の前にこのお店はあった。
3人でコーヒーのアメリカンを注文した。

司法書士事務所に行ったのが1時をまわり、土地家屋調査士を訪ねたのは、1時半をまわっていた。
Oさんと話をしながら、車を御幸辻の駅に走らせて、笠田に戻ると4時を過ぎていた。
専門家のアドバイスを受けるたびに、話の進展があったが、オセロの白と黒の石がひっくり返るように、話の地図が塗り変わっていった。しかし、この地図の塗り替わり方は、実に鮮やかなものだった。

機関紙宣伝センターに橋本市の県議と市議をめざすためのリーフを送信したら5時30分を回った。朝一番に入稿できなかったので、印刷が遅れることとなった。


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出来事

Posted by 東芝 弘明