話をしていると男の人が振り向いた

出来事

笠田駅に雑賀県議を迎えに行き、高野町の災害現場に行った。高野町と言っても丹生川の南岸だ。現場を確認してバンガローの持ち主であるMさんと話をしたあと、伊都振興局に行った。
移動しながら、雑賀県議といろいろな話をした。この方は、ぼくよりも遙かに読書量の多い方で、科学的社会主義の古典にも造詣の深い方だ。話を聞くのが面白い。
仕事が終わって、雑賀県議を駅に送ってからコーヒーを飲みに行った。
Cafeでお店の奥さんと話をしていると、年配の方が振り向いて話に加わってきた。
「横からすみませんね」
嫌みな感じが全くしなかった。
いろいろな話を聞いていると、東京からかつらぎ町が気に入って住宅を購入した方だった。三重県や岡山県などを見て回り、かつらぎ町を気に入って来たのだという。海外に行って、外国とも取引を行う仕事をされていたので、中国や香港、韓国、東南アジアなどに造詣の深い方だったので、次第にこの方の話をさまざまな角度から聞く形になった。

話の中で共産党の議員だと名乗った。
「こんな田舎で、共産党の議員というのは大変でしょうね」
その方は、感心するような顔になってそう言った。
「アンタッチャブルですから。それなりの苦労もありますね。でも、面白いですよ」
「大阪なら、共産党も多いから、共産党?、偉そうにするなよ、なんて思うけど、田舎に行ったら違うから大変だと思いますよ」
こんな会話になった。

この方は、香港で取引をすると、金払いがめちゃくちゃ悪かったという話や中国と取引すると、技術を全部盗み、日本から原料を手に入れて、全く同じ製品を半値で作られたこともあったという話をしてくれた。
「中国はいつか崩壊するんじゃないですか」とも言った。
毛沢東の文化大革命は、内乱だったという話で一致し、ベトナム戦争のときの会談以降、「中国から日本共産党が徹底的に攻撃されたんですよ」という話をすると、この方はよく知っていて、「日本共産党は、ソ連からも徹底的に攻撃されたでしょう」という話が出てきた。

「かつらぎ町の人は、この町の良さに気がついてないですよ」
「いつの季節がいいんですか」
「春夏秋冬、みんないいですよ。寝る前に、ああ今日も楽しかったなあと思ってから寝るんです。幸せですよ」
明るい笑顔がそこにあった。

出会いは楽しい。


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出来事

Posted by 東芝 弘明