草彅くんの事件と小沢君、二階君の事件によせて。

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草彅君のお詫びの記者会見を見た。彼の誠実さがにじみ出る記者会見だった。逮捕されたことは、その理由は、弁解の余地のないものだったし、彼自身弁解めいた話は一切しなかった。お酒を飲み過ぎて、まったく分からない状態になり、ということだった。
しかし、日本のマスコミというものはいったい何だろう。瞬くネオンサインのようにフラッシュがたかれ、質問に対し話に詰まったり、涙をこらえたりしているように見えたときに、フラッシュのたかれる度合いが増えるように感じる。感情が表面ににじみ出るときの絵を撮りたいということだろうが、ものすごい数の報道陣が殺到する現象というものには、なんだか怖さを感じる。
有名人だから仕方がないのだろうか。
有名人としての自覚が足りないとでもいうのだろうか。
うちの娘は、風呂上がりに、くだんの記者会見を見て、
「有名人も大変やなあ」とつぶやいた。
コマーシャル打ちきりの話がわんさかあふれ出し、損害の大きさも語られている。
イメージを大切にしているということだろう。
しかし。派遣労働者を使い捨てのライターのようにしても、その責任が指弾されず、企業の側から契約を一方的に破棄しても、会社の責任者に対して、マスコミは殺到しない。
企業の非情な仕打ちを追及するのは日本共産党だけ。それを取り上げるマスコミの数は少ない。その一方で、日夜マスコミは、洪水のように、甘い汁に群がる蟻のように、一部の事件に殺到している。
社会の悪を追及するのであれば、有名人の不祥事を追い詰めるだけでなく、小沢一郎さんや二階俊博さんという力に強い人の社会的なブラックな部分にマスコミは殺到して追及すべきではないだろうか。
なんだか、草彅君がかわいそうに見えてくる。草彅君に対する情熱と同じくらいの勢いで、小沢さんや二階さんにも迫るべきではないだろうか。
記者会見から浮かんできたのは、こういう感覚だった。


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Posted by 東芝 弘明