郵便屋さんの単車は二度転ける

出来事

車のパンクは、JAFに電話を入れて、来てもらった。タイヤを外し、持ってきてくれたスペアタイヤをはめ、修理工場に運んで、直したパンクタイヤを着けてもらった。料金は無料だった。
こういう時のJAFは、ものすごく役に立つ。

今日は、かなりきつい坂道のある団地でハンドマイク宣伝を行った。宣伝の時間は5分ほどだ。
坂に停めた郵便局の単車が転けたのを目撃した。
「あれまあ、郵便屋さんも単車こかすんだ」
そう思った。
しばらくして、郵便ポストの前で宣伝していると、取集に来た郵便屋さんが、坂の少し下に単車を停めた。郵便ポストには、ほんのちょっぴり郵便物が入っていた。
見ていると、グレーチングの上に停めていた単車のスタンドが、滑り出して単車が転けはじめた。
あっという声が出た。
郵便屋さんは慌てて単車に駆けつけようとしたが、郵便ポストにキーが刺さっていたので、コイル状のキーチェーンに体が引っ張られ、単車が転けたのを凝視する形になった。慌ててキーを抜いて、駆けつけ、単車を起こす時に、ぼくたちのスタッフであるSさんが一緒に手伝った。
1日のうちで、郵便屋さんの単車が転けるのを2回も見た。
ラッキーな体験?だった。
郵便屋さんが慌ててお礼を言って、単車を走らせて立ち去ると、目の前の家に奧さんが帰ってきて、車を小さな倉庫に入れた。入れた時にその家の玄関が開いて、旦那さんが家から出てきた。鍵をかけているときに、僕たちの目の前に、今度は若い郵便配達人が単車で坂道を登ってきて、郵便ポストの前に単車を停めた。
封書を前の家に運ぼうとする時に、階段から降りようとする旦那さんに出会ったので、郵便屋さんは封書を渡した。
旦那さんは一度閉めた玄関を開けて、封書を家の中に入れ、また鍵をかけた。当然郵便屋さんは、単車に乗って立ち去った。このときに奧さんが車から降り、自宅の玄関へと歩いてきた。
顔をあわせると、旦那さんは、おっ帰ってきたか、という感じになった。
鍵は開けるわ。
奥さんはそう言った。
旦那さんが家から出て行って、奧さんが玄関の鍵を開けた。

その間、街頭演説が行われていた。
「ちょっとの間にいろんなことが起こったねえ」
ぼくは感じたままのことを言った。
「そうね」
演説をしていた人は、少し笑いながらそう言った。


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出来事

Posted by 東芝 弘明