お昼前から集金に 2006年1月29日(日)

出来事

暖かい1日だった。春のような陽気だったし、雲のほとんどない日本晴れだった。
お昼前から集金に行った。
集金に行くといろんな話がでてくる。ほんとにバラエティーに富んでいる。
その中の一つを紹介する。
集金先で「かつらぎ町に本屋がないのは、ほんとにおかしい」といわれた。
WAYが閉店したのは、昨年の3月27日。一昨年の年末にTSUTAYAという真新しい看板を付け替えていたので、誰も閉店するなんて夢にも思わなかった。閉店の話は寝耳に水。
かつらぎ町の中では、最も人がたくさん集まる場所だった。
会社が、アルバイトの従業員に閉店することを公表したのは2月20日頃だったという。
この時ぼくは、役場に向かってWAYの閉店をくいとめられないかという訴えをしなかった。
「町としてオークワに働きかけるべきではなかったか」と言われ、もっともな意見だなと思った。
「本屋さんがなかったら、幼稚園児は、本屋というものを体験しないまま大きくなる。この影響は大きい。本に親しめないまま大きくなるような状況を続けいていったら町はダメになる。人口2万人のそこそこの町に本屋さんがないのはおかしいよ。そうは思わないか」
この言葉が胸に刺さった。
「企業の経済活動といえばそれまでだが、自治体は、そういう企業に対して出て行かんといてくれというような活動をすべきではないか。町長が動いたら話ぐらいは聞いてくれたのではないか」
この話ももっともだった。
人口2万人のかつらぎ町は、役場を起点にしても粉河や高野口にある本屋さんに10数分かけて行かなければ、本が並ぶ背表紙を見られない。これはほんとに悲しい話だ。
別の集金先で若い男の子が出てきたので、「本屋がほしいですか」と聞くと、「ほしいです」という答えが返ってきた。
みんなで本屋さん誘致運動をしようではないか。
これが今日の、ぼくの叫び声だ。


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出来事

Posted by 東芝 弘明