にさかさんの演説を聞いた

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笠田駅前でにさかさんの街頭演説があるというので、聞きに行った。
司会は門三佐博県議会議員、あいさつは、山本惠章町長、世耕弘成参議院議員、石田真敏衆議院議員、最後ににさか吉伸氏が訴えた。
にさか氏は、演説会が始まる前に聴衆に握手を求めて歩いてまわった。一番最初に握手したのはぼくだった。
応援のあいさつでは、世耕さんが、旧通産省に入省してキャリアをつんできたから、経済に明るいといい、景気が回復したというが、和歌山県までまだ波及していないので、にさかさんに景気の回復を実現してもらいましょうというような紹介をおこなった。
経済政策に明るいというが、これをもう少していねいにいえば、新自由主義の経済政策に明るいということを意味する。小泉首相に近い位置にあり、現在首相補佐官という位置にある世耕さんがいう、経済に明るいという話は、新自由主義の経済に明るいということにならざるをえない。
新自由主義の経済政策を続けるかぎり、和歌山県の経済は活性化しない。これは自明のことだ。自民党は、この間、都市に国家財政を集中し、東京を活性化させ、第一次産業をより一層激しい競争の中に置いてきた。
農業については、大規模な農家だけを育成する政策を明らかにして、中小の家族経営をサポートしないという態度をとった。和歌山県の場合、山間僻地が多いので、農業の規模は小さい。和歌山県の農業を丸ごと切り捨てるような農業政策を自民党が打ち出しているときに、経済政策に明るいというのは、ほめ言葉にはならないだろう。
県政の信頼回復をさかんにいい、木村知事があんなことになって、推薦してきた自民党としてもみなさんにお詫びしたいという話は盛んに出てきた。しかし、不思議なことに和歌山県に巣食っている談合体質を根絶するとか、事件の真相を解明するとか、談合体質を改めるとかいう話はまったくおこなわなかった。再発防止さえ言及しなかった。世耕さんも石田さんもみんな、丸山組から献金を受け取り、鶴保さんは、6〜7万円で貸し付けられているマンションを3万円で契約し、約10年間生活していたことも判明した。
にさかさんを支えている政治家の多くが、談合をおこなっていたとされる建設会社と深い関係にあり、献金を受け取り便宜を図ってもらっていたので、談合体質の根絶という話ができないということではなかろうか。
政治に不信感が増大しているときに、単に信頼回復だけでは、信頼されないのではなかろうか。


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Posted by 東芝 弘明