自民党の劣化

雑感

安倍さんの政治が、自民党の候補者にも伝播して政治が劣化しているような感じがする。
日本共産党は、自衛隊は憲法違反だが、国民の支持する感情や認識を深く受けとめて、自衛隊の解消を求めていくが、自衛隊を解消するのはかなり時間がかかる問題だという見解を明らかにしている。自衛隊の解消をめざす間に急迫不正の侵略があったときには、自衛隊を活用して反撃することもあり得るという見解も明らかにしている。
この柔軟な政策に対して、自民党は盛んに攻撃をしかけていて、自衛隊を容認している民主党と日本共産党が一緒になるのはおかしいと攻撃している。
自分たちは、過去の歴史も含め、自衛隊を違憲だとしてきた社会党と何度も連立政権を組んできたにもかかわらず。
合意形成というのは、立場や見解の違う人々と一致点で協力し合うことであり、こういう努力が経済界でも政界でも非常に重要なのは、理解しているのだと思われるが、相手を攻撃するためには、合意形成のルールなどは、全く眼中にないかのような攻撃の仕方をてしいる。

矛盾した状態を矛盾したものとして受けとめることは、物事を解決する上では、必要な基本姿勢でもある。物事によっては、誤りはただちに正すことが重要であり、必要なことである場合もあるが、矛盾の解決には時間が必要な場合もある。自衛隊の解消には時間が必要だというのが日本共産党の見解なのだから、自分たちとは違う異論については、耳を傾けるという姿勢が必要だろう。相手の言い分も聞かずに、それは矛盾している、おかしいと責め立てる。日本共産党がちょっとお待ちください、と言っても聞く耳を持たず、矛盾している、矛盾しているとまくし立てている。鬼の首を取ったかのような責め立て方だ。
客観的に見て、自衛隊は最小限の武力の範囲を超える軍事勢力になっている。しかもアメリカの補完部隊としての隊の編成の仕方になっており、自衛隊の具体的装備を検討すればそのことは明白な事実として見えてくる。このような状態を合憲だと言い張って、矛盾してないと言っている自民党の方にこそ問題があるのではないだろうか。そのことを全く問題にしないで、日本共産党の見解に問題があるかのようにいうのは、おかしい。まずは自衛隊が合憲か違憲なのかを問うべきだろう。合憲だというのであれば、なぜ合憲なのかということを明らかにすべきだろう。

さて和歌山県の選挙区候補の鶴保さん。戦争法は必要、アベノミクスは成功していると言うのだけれど、鶴保さんは、過日の日曜討論で山本太郎さんにかなり上から目線で物を言ったようだ。上から目線という言葉があるけれど、態度が上から目線になっている。

鶴保さん1

鶴保さん


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雑感

Posted by 東芝 弘明