債務負担行為の議案可決なしに年度をまたがる契約は結べない
朝9時から厚生文教常任委員会が開かれた。可燃性ごみの収集の委託について募集を行う。委託は5年間ということについての説明だった。こういう契約を行う場合、議会で債務負担行為の議案を可決する必要がある。この議案が9月会議に提出される。ところが、可決していないのに9月1日から15日の日程で業者の募集を行う予定になっていた。
普通、当然の事だが債務負担行為の議案が可決してからはじめて募集をかけるという方法になる。議会の議決が行われていないのに、議決されるだろうということを前提にして、募集をかけるという変なやり方をしようとしていた。
「もし、議会が議案を否決したらどうなるのか」
こう問うと、企画公室長は、次のように答弁した。
「その場合は、5年間の契約ということで募集はしましたが、契約は1年ということで要項を改めることになります」
こういうやり方は議会軽視ではないか。債務負担行為の議案を可決してから募集をかけるべきではないか、というのが委員会の一致した意見になったので、町長に来ていただいて、見解を問うことになった。
町長は、募集は行うが、仕様書の配布などそれ以降の事務は、債務負担行為の議案を可決してから行うという態度を示した。
なぜこういうやり取りをしなければならないのか。議会の議決がなければ、年度を越える契約ができないのに、議会議決を全く度外視して、事務を進めるというのはあり得ない。
児童館についても、目的外使用の場合の使用料規定の議案が出されるという報告があった。2013年9月議会で児童館の設置条例案にあった使用料規定の部分を取り下げてから3年が経過している。この3年間は使用料規定がないので無料での貸し出しになっていた。ようやく公の施設の使用料の見直しについて、整理が行われて来年4月から再出発するので、まず児童館から具体化が行われたということだ。来年の4月以降は、児童館の場合、目的外使用については、使用料を納める必要があるようになる。
iPhoneは、SIMカードを認識しなくなったので、auに行った。SIMカードは無料交換らしい。お金を払わずに新しいSIMカードに交換してくれた。あっさりとカードが認識された。このカードが使えないと、電話もネットもできなくなる。本体の故障でなくてよかった。
