お金の話

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お金の話
ほんとは、1万円も
千円も
5千円も
印刷物にすぎないのだが
1月で
1万円札が50枚もあれば、
人間は文化的になり
豊かさも感じることができる。
これが、1月で
1枚しかないと
食べ物が底をついて
文化はどこかに吹っ飛んで
惨めになる
お金が
人間を支配している
財布の中から
1万円札はすぐに引っ越しする
1円玉は、邪魔者扱いで
千円札は常連さん
貧乏になると
お金のことが頭から離れなくなり
お金が
お金が
お金が
と言いたくなる。
渇望すればするほど
お金は、どんどん離れていく
水は
高いところから低いところに流れる
お金は
低いところから高いところに流れる
政府の作った印刷物がたくさんあれば
病院のベッドは明けられるし
天才外科医も来てくれる
お金ってやつは
物を言わない
お金の前で
物を言うのは
人間
人間は
お金の前で
泣いたり
怒ったり
笑ったり
喜んだり
悲しんだりする
ただ、
札束を積み上げたり
ばらまいたりして
笑っている姿は、どうも品がない
札束の前に立つのは
いつも悪者
テレビドラマは必ずそう描く
そういえば
5億円を
段ボールで運んだ
だみ声の男がいた
札束の前の笑いには
どうも品がない。


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Posted by 東芝 弘明