昨日も今日も初詣
妻と2人で奈良県の三輪明神に行った。桜井市に入ると車が動かなくなった。
「Uターンして別の道を行こう」
妻がそう言ったので、方向転換して別の道に行った。
「桜井駅の近くに車を止めて電車で行こう」
さらにそういう提案があったので桜井駅の近くに行き、有料駐車場に車を止めた。桜井駅から一駅で三輪駅に着く。駅から歩いて5分のところに三輪明神がある。参道は人で溢れかえっていた。人の頭しか見えない。普通なら5分のところを30分以上かけて歩くという感じだろうか。坂の上に大神神社（おおみわじんじゃ）がある。
三輪明神には初めて訪れた。日本の神様というのは一様でない。人間だった人を神として祀っている神社もあれば、伝説の神を祀っている神社もある。天皇家とゆかりのある神社が多いのだろうが、深く紐解いていくと日本歴史の違った顔が現れるかも知れない。
いろいろなところに行って、いろいろな神社を見たりするが、ほとんど何の知識もないことに気がつく。深い学びというのは、自分の足で歩き、自分の体を動かして初めて分かることがあるだろう。刑事じゃないけれど現場には多くの情報が具体的に存在しており、現場に行かないと見えないものがたくさんある。
質問の準備もそうありたいと思う。現場に行き、人の話を聞き、資料を手に入れ、資料を読み込んで行く。歴史を調べ、物事の発展を踏まえて具体的に考える。その中から見えてくるものによって、認識を変化させる。
柏原アルルの近くから京奈和に乗ってかつらぎ町の紀北かつらぎまで車で35分だった。空気は冷たかったが日差しは暖かだった。
