雨の中の配達

出来事

朝3時10分頃起きて、2階の窓から外を見ると、雨の音が聞こえてきた。
「今日は雨か」
そう思いながら帽子をかぶって新聞配達に出た。
雨の日は車で配達に行く。
事務所の小屋はトタン屋根なので雨音が良く聞こえる。激しく降っているような音がして外に出ても「そうでもないな」と思うことも多い。帽子をかぶっていると傘をさす必要がない。
車で配るときは、折居の配達で自宅に帰るので事務所まで走る必要がなくなる。

雨は朝6時30分になっても降っていた。娘のお願いを聞いてアルバイト先のオークワまで乗せて行った。
新聞配達から帰ってきて、しばらくしてから『アメリカン・スナイパー』を見た。愛国心に燃えた若者がスナイパーになって、アメリカ軍のシールズという特殊部隊に入って、4度の派遣要請に応えてイラクに従軍するという話だった。監督はクリント・イーストウッドだった。この人の映画は見応えがある。
アメリカ兵をどのようにして鍛え上げて兵士に育てていくのかは、スタンリー・キューブリック監督の『フルメタル・ジャケット』に詳しく描かれている。訓練の様子は、それほど克明には描かれなかったが、戦争している相手であるテロリストの過激派集団については、「クソ野郎」だという考え方を徹底して、殺して当たり前という精神を注入していく。
『アメリカン・スナイパー』では、愛国心に基づいて戦場に行った兵士が、何を拠り所にして戦場に生きる場所を見いだしていくのかをリアルに描いていた。観念は変化する。160人の人間を狙撃した英雄が、次第にアメリカ社会になじめなくなる。
「あなたの体はここにあるのに、心は(イラクから)帰ってこない」と妻に言われるシーンが心に突き刺さる。

午後、事務所に行く前にホームセンターに立ち寄ると、同級生に出会った。大きな声で話し込んでしまった。コロナ感染の現場に関わらざるを得なくなって、振り回された話を聞かせてもらった。


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出来事

Posted by 東芝 弘明