九度山のわかくさ寮、予算取り下げ 2005年3月29日(火)
教育費から予算質疑が再開されました。教育委員会は、今年度予算をマイナス10%シーリングしたと説明しました。しかし、これはマイナスシーリングはしなかったという町長のあいさつと矛盾するものでした。昨年度はそれこそマイナス10%シーリングがおこなわれた予算でした。昨年を100として、今年度も10%マイナスシーリングしたら、2年で20%以上のシーリングをおこなうことになります。
それでなくても、児童1人当たりに対するかつらぎ町の教育予算は、和歌山県下でも低い方です。なぜ、一律カットをするのか。考え方に迫りました。
本日の会議には、九度山町にあるわかくさ寮(母子寮)の立て替えの分担金予算の予算削減が町長から提案されました。提出した予算書を訂正して減額したのは、初めてのことです。
わかくさ寮には、不可解なことがたくさんあります。奧野恒太郎九度山町長が、実の娘をこの母子寮に雇い入れたのが11月1日、ここから矛盾が爆発しました。
昨年の6月議会に、わかくさ寮の立て替えについて建設分担金の予算をふくむ補正予算が提出され、なぜ立て替えが必要なのかかなり白熱した議論がおこなわれました。疑問はこの時からすでにありましたが、職員採用事件が起こってから、この建て替え問題の調査もおこないました。
3月議会で、宮井健次議員の一般質問と予算質疑で次のことが明らかになりました。
昨年4階建てだった話が、今年にはいると3階建てに変更されました。建設費全体も減額されました。起債の許可額は増えました。そうなると、各自治体が分担する負担額は減るはずです。しかし、各自治体の負担額は変わらないという奇妙な話になっています。
新しく購入する土地は、かつらぎ町から一部事務組合に問い合わせしても「言えない」という返事です。九度山町長以外の市町村長は、購入する土地についての情報を一切与えられていません。
また、職員採用事件については、奧野町長の娘の人件費72万円については、返還されたという話でした。質疑を聞いていても誰が返還したのかがよく分かりませんでした。党の議員団が求めていたのは、施設長による返還でした。
人事権が全くないのに、管理者である奧野町長に報告せず採用し、事後承認を求め、奧野町長が了解したというのが正式見解になっています。この経緯からいえば、施設長が人件費を全額返還すべきだということです。もし、施設長が返還したとすれば、施設長が誤りを認めたことになります。したがって処分もおこなわれるべきですが、施設長に対する処分はおこなわれておらず、一部事務組合側は、職員採用は法律に抵触しないという態度をとっています。
競争試験をおこなわず、管理規則を犯して採用した今回の人事問題を法的には問題なしとする態度は理解できません。
「このまま建設を現時点で認めるわけにはいかない」
町長は、指摘を重く受けとめるという態度を示しました。
かつらぎ町議会は、町長が提出していた本年度予算案から、このわかくさ寮の建設分担金を減額する予算修正案を全会一致で提出しようとしました。この動きを重くみて、山本町長が自ら予算を訂正するという決断をしました。
山本町長の決断にエールを送りました。
職員採用問題と建設問題については、4月2日に一部事務組合の議員全員協議会(結局市町村長の寄り合い)を開催することになっています。建設予算の削減訂正をした町長の決意には大きいものがあります。事態の推移を見守りたいと思います。








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