白雨だった

9月会議(9月議会)が始まった。昼から「かつらぎ町に雨雲が近づいています」というアナウンスがYahoo天気に表示されていた。東の方の山が黒っぽく霞んで空との境界が見えなくなった。確かに雨が近づいていた。水が集まって雲になり、そこから水滴となって落ちてくると雨になる。今日降る雨は、どれくらいの高さから落ちてくるのだろうか。
何時ごろだったろうか。稲妻が上から下に走って、ずいぶん後で音がなった。その後いくつかの雷の後、一瞬本会議場の電気が切れた。水銀灯は、瞬間でも電源が落ちるとなかなか明るくならない。議場が暗くなったので、議長が健康推進課長の提案報告を止めて、その場で暫時休憩になった。
雨が降るのを見ていた。白雨となった。かなり激しい雨になって大きな窓から見える景色が白い雨の中で薄く霞んでいく。議場の外にある集合住宅の黒い大きな屋根に雨が当たるのが見える。黒い背景の中で風に流されて雨が横にかなりのスピードで動くのがよく分かった。風の力で雨が流されている。議場にはかなり分厚いガラスが入っているのに雨の音も聞こえる。雷の音は人の話し声を消すくらい大きく響いていた。
議場の外のベランダの鉄製の笠木にも雨が満遍なく当たって濡れている。雲から落ちてくる水滴が、ベランダの笠木に当たる確率はかなり低い。なのに確実に笠木が濡れるというのは、大量の数の水滴が満遍なく落ちてこないとそうならない。帯や滝のようにまでは降っていない。雨が糸のようにつながって見えるということは、雨粒と雨粒の間に隙間があるからだ。そういう雨でもベランダの笠木は全部濡れている。
恵みの雨という言葉が浮かんできた。慈雨、甘露の雨。甘雨。天気予報は、洪水の可能性を示唆していたが、やむようであればほんの少し、恵みの雨になるだろう。雨は脅威でもあり恵みでもある。日本語には雨の表現が多い。古くから雨は表情豊かに人々の生活と関わってきた。日本列島の豊かな自然は太陽の光と雨によってつくられてきた。
5分ほど待ったので水銀灯のライトがついて、会議は再開された。雨の変化を追いかけなくなると、知らないうちに雨は止んでいた。雨が降っても気温が下がらないのは、台風とつながった大気だからだろうか。









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