暖かい日

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暖かい日が続く。
2月とは思えない。
この季節は、いつも自分の過去へとつながっていく季節。
2月は、いろいろな思い出が詰まっている月だ。
昨年の14日は、海南市に支援に行き、漆器のセンターで手鏡を買ってきた。
妻と娘へのホワイトデーのプレゼントだった。
1年は、あっという間に過ぎていく。
自分の人生が父親の人生を追い越そうとしている。
こんな未熟な年齢で父は死んだのだと思うと父の無念が少し分かる。
41年前に父が死に30年前に母が死んだ。自分の人生の多くの時間を両親とは共有できなかった。
母を知る人ももう高齢になった。多くの方が亡くなった。
母の弟も昨年亡くなった。
人は、それぞれの胸の内に忘れがたい人々の面影をもち、日々の生活を送っている。
亡くなった方は、生きている人の中に深く残っている。
対話は、人生の節目に訪れる。
人生の節目で、親の人生に自分の人生を重ねる
ぼくにとって、2月という月は、重ね合わせて過去をみる月だと思う。
目を閉じると新城の風景が溢れてくる。
暮らしていた家が見えてくる。
窓から毎朝見ていたシュロの木が鮮明な像を結ぶ。
雪が降った朝は、シュロの葉にも雪が積もって真っ白な世界になった。白い息を吐きながら、窓を開け雪が積もっていると嬉しくなった。
空気は恐ろしいほど澄んでいた。


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Posted by 東芝 弘明