LINEのデータが消えた
午後から休暇を取った。
大阪に生まれたての赤ちゃんを見に行く前に妻と2人でauに立ち寄った。ガラケーからiPhone12への大転換は、カウンターのシールド越しに静かに始まった。ウレタンマスクをした目元の綺麗な若い店員が、iPhone11と12の比較表を作ってくれ、見ると200円の違いだけだったので、妻はiPhone12を選択した。電話カケホーダイ、データ通信は最大20ギガまで段階的に金額が変わるというプランで、ぼくの設定よりもはるかに安く月額使用料を設定できたのには驚いた。こっちは7ギガまでのプランで月額1万円程度の使用料が発生しているのとは大違いだった。ちなみに全ての手続きが終わって、ぼくのプラン見直しもお願いしたが、「今のプランがいいですよ」ということにしかならなかった。
3時に説明が始まり、全て終了したのが5時過ぎだった。ぼくのプラン変更は3月になるとネット上で変更すれば安くなると教えてもらった。「ほぼプラン」というのが始まるらしい。
「菅さんのおかげですね」というと、「そうです」といって店員は笑った。
iPhone12は5Gの通信速度を実現したので5Gのエリアがどこまで広がっているのか検索してみた。ほとんど点に近い。関西では、大阪市の一部、神戸の一部が目立つぐらいでほとんどが4Gのエリアのままだった。5Gが行き渡るまでの課題は大きい。とにかくお金のかかる話だ。日本の携帯の料金が大きく下がらないのはこういうところに原因があるのではないだろうか。
夜6時過ぎに大阪に行って、生まれて2週間ほどしか経っていない赤ちゃんを見せてもらった。抱っこもさせてもらった。女の子。娘の小さいころを思い出した。ぼくたちが結婚したとき、お母さんになった女の子は、まだ小学生だった。小さい弟君と2人でぼくたちに花束を手渡してくれた女の子が結婚してお母さんになった。時間がめぐると子どもは大人になり、結婚をして新しい命が生まれる。この繰り返しの中に人生がある。らせん階段の先には人生の終焉がある。自分たちが社会から退場していく時間も近づいている。
「死ぬことを考えることがある?」
帰りの車の中で妻が訊ねた。
「ぼくはまだないなあ」と答えると、妻は「わたしはある」と答えた。
自宅に戻ってから、LINEの設定を任されたのでiPadとiPhoneの同期を設定した。同じIDでログインすれば同期は完了すると思い込んでいると、同じIDでログインしたのでiPadのデータを消去しますかと訊ねてきた。これだったらうまく行かないなと思ってログインの仕方をいくつか試してみた。この過程でiPadのLINEのトークデータが全部消えてしまった。
娘にはどうして「iCloudに保存しとかんかったんか」とか「やり方を検索何でしやんかったんか」と攻められた。背中には冷や汗が流れた。やっぱりLINEは苦手だ。「苦手なんやったらすんな」というのは娘の強い言葉だった。









ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません