愛地球博について 2005年9月3日(土)

雑感

8月の23日と24日の2日間、家族3人で歩き回った愛知万博。企業のパビリオンで入れたのは、中日新聞プロデュース共同館組織委員会の「夢見る山」だけだった。チケットをできるだけ早く購入し、予約しておかないと日本企業のパビリオンにはいるのは不可能だった。
「今から3時間並んでいただくと、5時からの整理券を手に入れることができます」
11時30分頃、係員に尋ねるとそんな返事が返ってきた。
外国のパビリオンで少し並ぶのを我慢して入ったのは、アメリカ館だった。アメリカは悲しい国だった。入り口には、空港のゲートと同じ手荷物ゲートが設けられ、センサーによる確認と金属探知器によるボディーチェックがおこなわれていた。
あの不幸な9.11同時テロ事件以降敏感になっているアメリカの国情がにじみ出ていた。しかし、アフガニスタンとイラクであのようなテロに対する報復と位置づけたような先制攻撃による戦争をおこなっていなかったら、これほどまでに警戒しなくてもいいだろうにと感じた。
アメリカ館のテーマはベンジャミン・フランクリンの案内で科学技術の進歩を教えてくれるものになっていたが、この形式はディズニーランドやUSJのアトラクションと同じものだった。
愛地球博。このネーミングは大好きだ。愛知と愛・地球をよくミックスしている。ホームページには大林宣彦さんのインタビューが掲載されている。今なら映像も見られる。現地を歩き、世界の国々のパビリオンを回っていた中で感じなかった大切な思いがそこにあった。
「科学文明と経済をもったいないの心で使おう」
「21世紀は許し合って深め合う世紀になってほしい」
「21世紀は人の心の元気が資源」
これが大切にされる万博ならホントに嬉しいのだが。
万国博覧会。大阪でエキスポ70がおこなわれたとき、ぼくは小学校5年生だった。遠足で万国博覧会に行き、太陽の塔のある広場でバニラとチョコレートのソフトクリームを食べた記憶が鮮明に残っている。
あの万国博覧会は、文明の力、科学技術の力を紹介し、近未来の文明の姿をイメージさせてくれるものだった。わずか1日、わずか数時間の万博の知識の穴を埋めたのは、「科学の友」だった。三菱未来館、緑の館などが今でも印象に残っている。
アメリカは月面に着陸したアポロの模型と月の石を展示した。
当時、公害などの問題が起こっていたが、文明の力によって未来は明るいイメージで語られていた。あれから35年。人類は地球と共存できるかどうかという問題に直面している。愛地球博はこれを1つのテーマにしていたが、唯一入れた企業館「夢見る山」は、極めて観念的で抽象的だった。押井守氏のプロデュースということだったが、ぼくにはついて行けなかった。
貧しい国々や小さい国々のパビリオンは、行列なしに入れたので数多く回ってみた。なかにはただ単に展示販売のお店のようになっているところもあった。
しかし、自然との共存、共生を多くの国のパビリオンから感じ取ることはできなかった。
日本の企業は、愛地球博でどれだけ、自然との共存、共生、人間と人間の交流を具体的イメージとしてとらえ、表現できただろうか。誰か、企業のパビリオンを見て回った人の感想を聞いてみたい。
中南米の国々やアフリカの国々の共同パビリオンは面白かった。アフリカにはたくさんの小さな国がある。娘は途中から各国のハンコを押して回るのが楽しくなって、一生懸命ハンコ押しに走り回っていた。アフリカ大陸の共同館は娘の印象に残ったに違いない。
娘は2日間、大汗をかきながらもずっと歩き回った。しんどいとかパッパとかいわないで歩いたことはすごかった。毎日、汗だくになって25分もかけて学校まで歩いていることが足腰を強くしていることを嬉しく感じた。
さて、あらためて───。
郵政民営化への賛成意見。トップからはずして8月10日のところに戻しました。わざわざコメントを書いていただいたみなさん、本当にありがとうございました。
民営化に賛成している方のユニークな意見が集まればいいなと思いって始めましたが、コメントが少なく残念な結果となりました。1日、最高でも47人、平均33人程度のアクセスしかないBlogなので、あんまりうまくいかなかったということだろうと思います。
ほんと。ご協力に感謝しています。

雑感

Posted by 東芝 弘明