風邪 2005年11月11日(金)

雑感

朝6時前に新聞配達に起きようと思ったら、となりで寝ている妻がコンコン咳き込んでいた。
あんまりせくので心配になってきた。
なかなか風邪が治らない。薬が合わなかったらしく、木曜日の夕方にはもう一度医院にいってきたという。
「ぜんそくの薬までくれた」
そういっていた。
風邪でお医者さんに行っても2000円ぐらいかかる。一昔前は、社会保険も公務員の共済保険も本人は10割給付だった。これが1割給付になり2割給付になり3割給付になった。
風邪については、新しい議論が持ち込まれつつある。
保険免責という考え方だ。風邪の場合、1000円を保険が負担しなくていい部分にし、患者に押しつけ、医療費の残りの費用の7割を保険で負担し、3割を患者負担にするというような考え方だ。仮に10000円の医療費が必要だった場合、現在なら3000円の負担ということになる。
これが保険免責制度のなると、
免責分1000円は患者負担
9000円のうち3割の2700円も患者負担
合計3700円が患者負担となる。
9000円のうちの7割の6300円は保険負担。
現行制度と比べると、患者負担が700円高くなる。
保険免責分=風邪を引いたのは、本人の過失らしい。交通事故の場合、過失割合というのがあって、1割自己責任分があると、補償額から1割引かれてしまう。
健康保険に免責を導入するということは、本人に過失があるということだ。
健康保険料の自己負担の上に、使うときには医療費を一部負担させられ、さらに過失責任まで負わされる──これではいい商品といえないだろう。
この制度は、ゆくゆく風邪などの診療は保険外適用、つまり全額自己負担となる道につながる可能性がある。審議会では、事実こういう議論がおこなわれていた。ここまで事態が進んだ場合、「風邪は保険が指定した病気ではありません」ということになる。
寅さんじゃないが、
「風邪を引いちゃあおしまいよ」
ということだ。
妻は2回も病院に行って4000円を支払った。
高いよね。ほんと。
「羊の毛をむしるように」
こういった首相がかつていた。
この話はまだかわいかったのかも知れない。
「痛みのともなう構造改革」
ヤンヤヤンヤの拍手のもとで、患者にさえなれない人が確実に増大している。

雑感

Posted by 東芝 弘明