気骨ある記事を読みたい

雑感

資料の作成をしたので、新聞の記事を集めてみた。1ヶ月半ぐらいの赤旗の記事のスクラップだ。一般の新聞、わが家にあるのは朝日新聞。こちらの記事は、最近、いつもバランスを取っている。統一協会(朝日は統一教会)の記事でいえば、最近の統一教会側の記者会見での言い分まで最後に載せている。統一協会と自民党の政策がよく似ているという記事の最後に、統一教会が自民党の政策に影響を与えたということはないという首相の釈明を載せていた。多くはこういう感じ。

「しんぶん赤旗」は、こういう筆の迷いのようなことはない。真実を見極めて書くという場合、徹底的に事実かどうかを確かめて書くということになる。確証が得られなかったり、政治的な力関係に影響を受ける場合、筆がにぶって両論併記のようになる。統一協会問題でも、一部に「宗教弾圧か」「思想信条の自由、信教の自由」との関係でどうなるのかという反論が出てきたら、筆が鈍るというのも同じ傾向だ。今回の場合、自民党は統一協会とは、今後関係を持たないということを言明しているので、筆の迷いは少ない。ただし、自民党の側は、どうして統一協会と関係を持たないのかという理由や、なぜ今まで関係を持ってきたのかということが、現時点では明らかになっていない。明日の木曜日、点検の結果発表ということになっているので、どこまで踏み込んでコメントするのか注目される。しかし、曖昧な部分はかなり残るだろう。

統一協会問題について自民党も、今後は統一協会と関係を持たないと言っているので、マスコミも自民党のお墨付きがあって、筆の鈍りが少ない。これが、70年代の後半の自民党のように、「どうして関係を持ってはいけないのか」というトーンで対応されたら、今のマスメディアは真実を追及できるのかどうか。なんとも心許ない。

事実の積み重ねによって真実を明らかにする。メディアの基本はここにある。「しんぶん赤旗」のように誰がなんと言っても、事実はこうだという気骨ある記事を読みたい。

雑感

Posted by 東芝 弘明