Love is All

雑感

YouTubeで何かを探そうと漠然と思って、チャンネルを開くと岩崎宏美さんのカバー曲が目にとまった。公式チャンネルでは、曲をそのまま聴くことができた。なんと優しく柔らかく届く声なんだろう。そう思った。

アルバムを2つ買うことにした。Macのミュージックに登録されると、iPhoneのミュージックにも同期される。会議に行く車の中で聞くことにした。心地よいドライブになった。
午前中の会議が終わって、橋本で行われた治安維持法国家賠償要求同盟の総会に向かった。行く途中も岩崎宏美さんの曲の中にいた。暖かい日差しと彼女の声が、車の外の景色に重なる。秋の気配は、サイモン&ガーファンクルの曲も合うが、今日は岩崎宏美さんの世界の中で車を動かせることを幸せだと感じるほどだった。

講師をつとめて下さった有川さんを富田林の自宅まで送り、奥様にもお会いできて、いい一日になったと思った。帰りは暗くなった道を、カーナビの案内でかつらぎに向かった。Appleの地図ソフトは、はじめからちゃんと父鬼峠を通るように案内してくれた。河内長野から30分で目的地の共産党事務所に着くという表示が出た。大阪とかつらぎにできた府県間トンネルのおかげだ。かつらぎからなら富田林までそんなに時間はかからない。

夜、もう少しYouTubeで岩崎宏美さんの曲を聴き、さらに自分の持ってる楽曲を検索していると、椎名恵さんに行き着いた。この人の曲に、こころ揺さぶられる曲があったという記憶があったので、持っている曲の頭出しをしていると、記憶の中にある曲と一致する曲があった。それは「Love is All 愛を聴かせて」だった。

この曲を聴いていたのは20代。朝食や昼食のとき、同級生の営む喫茶店で、その頃この曲がふくまれていたアルバムがいつもかかっていた。歌手の名前も曲もほとんど自分の中に定着していなかったのに、この曲が印象深く記憶に残っていた。岩崎宏美さんから椎名恵さんにつながって、あらためて記憶に残っていた曲が「Love is All」だということにたどり着いた。いろいろな人のコメントを読んでみると、偶然聴いた曲に心が響いて、「あの曲、なんていう曲なのか」というところから「Love is All」にたどり着いた人がかなりいた。

歌はそれぞれの人の記憶と結びついて、人生の伴奏者のような役割を果たしてくれる。歌の曲と歌詞が人々の情感に作用すると記憶は時代を遡る。情景が浮かんでくるのもいい。

同年代の人が曲の思い出を語りはじめると、そこから時代と人生が立ち上ってくるような気がする。それぞれが思い出の曲を歌ったりすれば、いいかもしれない。

コロナよ退散しろ、と言いたい。


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雑感

Posted by 東芝 弘明