楽しんで打ち込む人になろう

雑感

和歌山県庁村議会全議員研修会が、上富田文化会館で開催された。講師はNPO法人健康笑い塾Ⓡの中井宏次氏で、公演のタイトルは「心の処方箋 〜職場のメンタルヘルスとユーモア〜」だった。話は面白かった。「そこまでやるか」というとこまで具体化しないと人は感動しないといい、「ここはメモしといてや」ということだった。

頭に浮かんだのは「通年議会」のことだった。かつらぎ町は和歌山県内で唯一通年議会を実施している。「そこまでやるか」という領域には至っていないが、この取り組みの枠組みを力にして、「住民の願いを実現する議会」という領域まで突き進む必要があるだろう。まだ、現時点では始まったばかりで中途半端な状態だろう。

議員間の自由討議を力にして、政策協議という領域に入る必要がある。そのためには、議員個々人による調査研究という領域に入る必要がある。住民との懇談会で出された意見からピックアップして、政策提言や条例の提出という領域に入っていかないと、住民のための議会改革という領域に入ることはできない。ここまでやって始めて「そこまでやるか」ということになるだろう。そうなれば、かつらぎ町議会が取り組みは、全国から注目されるだろう。

この方向に進むことが、本当の意味で議会改革である。そのためには議員が一番情熱を傾けている一般質問の質の向上に取り組む必要もある。ここから入って、質疑を熱心に行う議会へと変化して行く必要がある。

最近、注目した孔子の言葉「「天才は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者に勝てない」を、講師の先生も引用していた。でも人の中には、天賦の才能を持った人が、楽しみながら一つのことに打ち込む事例がある。イチローしかり、大谷翔平しかり。まあ、そこまで行かないが、徹底的に楽しみながら打ち込んでいけば、自分のもっている力を伸ばしていける。何のために努力をするかといえば、それは、社会のために働くことによって、自らを高めるということ。ここに目的がある。

眉間にしわを寄せないで、楽しみながら打ち込んでいって、新しい視野を開き、その力をまわりの人のために発揮しよう。そういう人生は楽しいに違いない。この楽しみの中に笑いがあれば最高に素敵だと思う。

「今、幸せですか」と講師先生が訊ねてくれたので、真っ先に手を上げた。楽しい1日だった。


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雑感

Posted by 東芝 弘明