もったいない
昨日の夕方は同級生の飲み会でもあったので、日曜版の配達が今日の朝になった。4時40分には起きたのだが、新聞をビニールの中に入れ、セロテープで留める作業をするとかなり遅くなった。カッパを着て株にまたがり、配達をするというのが一番時間がかかる。
寝不足だなあと思いつつ、午前中は掃除をした。お昼ご飯を食べてから和歌山市内の会議に行った。京奈和から阪和道へという道を行く。昔の出来事を時系列を追いかけながら考えていると、あまりなじみのない景色が車の両側に広がってきた。あと3㎞で和歌山南インターという表示が出た。
あれま、和歌山インターを通り越してしまった。
和歌山南で降りると「料金は420円です」みたいなことを機械が叫んだ。仕方がないのでUターンをして見た。
和歌山インターが見えてきたが、一抹の不安があった。ETCの専用ゲートに行くと、ゲートが開かない。
車を停止させるしかない。
「ここからは出られません。係員が来ますのでお待ち下さい」
コンピューターの女性声がそう言った。仕方がないのでハザードランプを点滅した。
ちょっと待っていると男の人がテクテク歩いてきた。
「和歌山南ですか」
「そうです」
「ゲートは2つ出ましたか」
「いえ、1つです」
「2つ出ないと駄目です。ETCカードを貸して下さい」
そう言うのでカードを抜いて手渡した。
料金は270円という表示のレシートをくれて、
「まもなくゲートが開きます」
と言いつつ、「2つゲートを出ないと結局は時間がかかるんですよ」ということを係員は2回繰り返した。
ほんまにもう面倒くさいやつやで、という感じが言外から漂ってくる。
ごめんなさい。
結局、お金が高く付いて、会議には20分も遅刻した。ああもったいない。倍ほどお金が必要になった。