『レッドクロス』のDVDを買った

6月7日に伊都・橋本9条連絡会が『長谷川テルの青春 望郷の星』と題するドラマの上映会を開催する。中国戦線の最中に中国大陸で日本兵士に対して反戦を訴え続けた女性がいた。それが長谷川テルだった。戦争準備をしているとしか思えない日本の動きの中、歴史をひもといて戦争反対の運動を行った人々に思いを寄せ、戦争反対の世論を高めることの意味は大きい。

この上映会をすると決まっていく過程の中で、ぼくはもう一度見たいドラマのことが頭によみがえってきた。それは、松嶋菜々子主演の『レッドクロス 女たちの赤紙』という作品だ。DVDの販売をしているAmazonの作品紹介には「TBS開局60周年特別企画 2夜連続スペシャルドラマとして、2015年8月1日・2日 2夜連続放送」されたもので「豪華キャストで描く、激動の時代に信念をもって生きたひとりの女性の家族愛の物語。」と書かれている。もう10年も前のドラマになるので時間の経つのは早い。キャストは松嶋菜々子 西島秀俊 高梨臨 柴本幸 工藤阿須加 中島ひろ子 橋本さとし 赤井英和 吉沢悠 笑福亭鶴瓶 山﨑努など。
Amazonのストーリー紹介は次のとおり。
今から70年前、自らの信念で戦時召集状、いわゆる「赤紙」を受け取り、戦地に赴く女性たちがいた。
第二次世界大戦中、「従軍看護婦」として3万5千人余りの女性が戦地に赴き、1,120人が殉職。彼女たちは戦地で命を救う仕事に崇高な理想を持って男たちと肩を並べて働き、今や当たり前の“女性の社会進出""の先駆け的存在でもあった。しかし敗戦の色が濃くなるにつれ、大きく狂わされる運命。戦後も続く過酷な試練。逆境にあっても博愛の精神を持ち続け、生きることの尊さを信じ続けた女性たち──。
戦争で家族と別れ人生を翻弄されながらも「博愛」の精神、そして家族への愛を貫いた天野希代(松嶋菜々子)という1人の女性の生き様を、満州事変から第二次世界大戦、朝鮮戦争の時代にわたって描く。
ぼくは、2枚組DVDをAmazonで購入した。この作品は、満州国での中国人との交流を描き、従軍看護婦が、戦争に巻き込まれ、戦後も長い間帰って来られなかったことを真正面から描いている。中国政府の管理下で中国革命と朝鮮戦争にも巻き込まれ、看護婦として任務に就かされたことを描いている。
2015年8月4日に書いたこのドラマに対するぼくの感想を紹介する。



