米国とイスラエルの侵略戦争をとめよう

雑感

イスラエルに空爆されたイラン南部ミナブの学校で捜索救助にあたる人たち(28日、イラン・メフル通信配信)

2月28日、米国とイスラエルが、イランに先制攻撃を行い、ハメネイ師が殺害されるとともに、イラン南部ミナブの女子小学校が空爆され、165人の児童が犠牲なった。これは明らかに米国とイスラエルの先制攻撃であり、侵略戦争だった。米国の作戦名は「エピック・フューリー」、イスラエルの作戦名は「ローリング・ライオン」
米国の作戦名を日本語で表すと「叙事詩的な激昂」、イスラエルは「咆哮する獅子」となる。侵略者の付ける作戦名は、自分たちが正義であるかのような名称であり、戦争の勇ましさ、攻撃性を露わにするものになっている。

米国とイランは交渉中だった。この交渉を一方的に破棄して、侵略戦争を行ったのは国連憲章違反だった。
エアランゲン=ニュルンベルク大の同僚である国際法学者のクリストフ・ザッファリンク教授は、国際法違反の今回の戦争がいかに問題かを5点にわたって説明している。
①主権国家の独立性・不可侵性を犯した、
②国連安全保障理事会の決議が不在のまま攻撃に踏み切った、
③自衛は武装攻撃、つまり「差し迫った圧倒的な危機」があった場合にしか認められない。イスラエルの存続が具体的に脅かされていたとは言い難いので、自衛の論理では正当化できない、
④人権侵害を防ぐために、人道目的の介入で攻撃が正当化されることは国際慣習法上、広く認められていないので、人道目的でも正当化できない、
⑤アメリカとイランが交渉中だったので、アメリカもイスラエルも自衛権に基づいて攻撃を正当化し得ない。

高市総理は、国際法違反かどうかについて「「詳細な情報を持ち合わせていない」と答弁し、茂木敏充外相は、「「イスラエルは国際法に則り軍事行動を行っていると述べている」「米国とイランは国連憲章51条(自衛権)に基づいて行動していると述べている」と米国とイスラエルの言い分を紹介し、あたかもこれが正しいかのような答弁ぶりだった。

米国は、政権の転覆を呼びかけている。イラン国民の団結と侵略者を許さないという国民の意思が固まれば、イランの抵抗が大きくなり、戦争は果てしなく続く可能性がある。政権が崩壊しても、イラクやアフガニスタンのように、反米的なゲリラが組織されて、泥沼化する可能性がある。

戦争を終わらせるためには、米軍とイスラエルの戦争を止めさせ、イランに報復作戦の中止を求め、戦争犯罪人を処罰する必要がある。米国のトランプ大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフは、その責任を問われなければならない。

国際法違反の侵略戦争を直ちに中止せよ。というのは、日本国憲法の精神の具体化でもある。日本の立つべき位置は、最初から鮮明である。にもかかわらず、米国にくっついていくのは間違っている。

雑感

Posted by 東芝 弘明