幼稚園時代のアルバム

2007年9月17日未分類

朝、目が覚めたときに窓から空が見えた。青空の色が薄くなり、油絵のパテで塗ったような薄い雲が広がっていた。
「秋がやってきた」
こんな言葉が浮かんできた。
起きてから娘の部屋をのぞくと机の上に聖心幼稚園時代のアルバムが置かれていた。
開いてみると、ころころした丸顔の娘の写真がたくさん貼られていた。
みんなで歌を歌っている写真。
そういえば、1人、みんなの中で歌を歌わないで立っていたことが多かった。
その時の感じが、ちゃんと写真におさまっている。
分厚いアルバムには、年小、年中、年長のころの幼稚園での行事や生活がたくさん写されている。聖心幼稚園は、幼稚園時代の3年間の写真をアルバムに残し、卒園のときに一人一人手渡してくれる。
このアルバムは、娘の一生の宝物だ。
秋の気配を感じるさわやかな朝に、小さな頃の娘に出会った感じがしてうれしくなった。
そして。
昼になると異常な暑さに閉口した。